□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年8月6日第603号 ■ ============================================================ 「常時破壊命令措置」を報じる大手新聞各紙の記事の無能ぶり ============================================================== 政府が破壊措置命令を常態化させる方針である事を私が知ったのはきのう5日の午前6時のNHKニュースだった。 そして、そのニュースを聞いて私はその日のメルマガ第598号で、これほどの無策はないと笑い飛ばした。 それは決して私が安倍批判者だからではない。 日本の迎撃ミサイルシステムの実態を少しでも知っている者なら、どんなに軍事問題に素人であっても笑止だと分かるからだ。 それから一夜あけて、きょう8月6日の大手新聞各紙が一斉にこのミサイル破壊措置の常態化方針について書いた。 それを読んで思った。 政府が無策なら大手新聞はもっと無能だと。 新聞報道がテレビに後れを取るのは止むを得ない。 だから5日朝のNHKの報道から一日遅れて大手新聞がきょう一斉に書いくのはわかる。 しかし、どうせ一日遅れで書くのなら、この破壊措置命令の常態化という政策がいかに馬鹿げているかについて検証し、その事を読者(国民)に教えなければいけない。 しかしそういう記事は一つもない。 政府の言い分を繰り返しているだけだ。 北朝鮮が本気で日本をミサイル攻撃して来たら、日本の迎撃ミサイルシステムは、その都度であろうと、常時であろうと、役立たずである事を私に教えてくれたのは新聞記事であったというのに。 きょう8月6日の大手紙の記事は、新聞が報じるこの国の安全保障政策や憲法9条論議が、すべて空論である事をあらためて教えてくれたということである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新しいコメントを追加