■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年3月11日第179号 ■ ============================================================== 私の夢を託すことのできる信頼できる真のジャーナリストたち(続々) ============================================================== これでもう堀潤氏の事についてはひとまず止めておこうと思うが、別の読者から次のような堀潤氏の直近のつぶやきについて紹介があった。 自主映画の一般公開は中止に追い込まれたというのだ。 こんな事が堀潤氏とNHKの間で行なわれていることは、日本のメディアは一切流さない。 どうやらNHKの堀潤つぶしと堀潤氏の抵抗はかなり深刻なようだ。 これはもはや既存権力とその不条理に抗う者たちのたたかいに違いない。 もう一つのメディアはどうしても必要であるということだ。 引用開始 震災から2年。原発事故発生のあの日私たちNHKはSPEEDIの存在を知りながら「精度の信頼性に欠ける」とした文部科学省の方針に沿って、自らデータを報道することを取りやめた。国民の生命、財産を守る公共放送の役割を果たさなかった。私たちの不作為を徹底的に反省し謝罪しなければならない。パニックを抑え社会の均衡を保つための判断であったとしても、統制された情報によって福島県をはじめとした近隣住民の皆さんへ長年に渡る不安を与えた事実を正面から受け止め、償いを続けそれだけに市民に寄り添った報道を徹底しなければならない。僕は頭を下げながら一生この原発事故の取材を続ける。自らあの日ニューススタジオにいながらそうした事実をきちんと伝えられなかったことに対し、心から謝罪します。福島の皆さん。取材でそれまで沢山お世話になっていたにも関わらず、役にたてなくて本当に申し訳ありませんでした。反原発だと思想的にレッテルを貼る人がいますが僕はそうは思いません。取材をすればするほど原発の安全対策が不十分であることがわかります。事故が起きた時の交通インフラや避難誘導の仕組みも今は不十分です。徹底的にこの問題と向き合い課題解決に知恵を絞らなければ世界の何処かでまた犠牲出ます。僕がUCLAで作った映画が局内で大問題となり、ロスで米国市民の皆さんが企画した上映会も中止に追い込まれました。「反原発と言われるものは困る」との指摘を受けましたが、事故が起きたことによる不条理な現状を描いているにすぎません。市民が共有し未来に活かさなくてはならないものです。米国市民からは突然の上映中止の通告に「日本ではこれが日常なのか?」と怒りを通り越して驚き理解ができないという声が上がっています。僕が学生の時に研究した太平洋戦争下の状況と本質は変わりません。公共メディアは誰のものか?知る権利を有する市民のものです。表現の自由を有する市民のものです。メディアに関わる一人一人がそれらの権利を常に最優先に掲げ、発信に努めなければなりません。あの日犠牲になり、そして今も情報が届かなかったことで不安と向き合う日々を過ごしている皆さんのことを想い、亡くなった方々への哀悼の意を示し、黙祷をささげます。 引用終了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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