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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

もはや前原外相の言葉は一切信用できないことが明らかになった   
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年1月16日発行 第27号 ■    =============================================================  もはや前原外相の言葉は一切信用できないことが明らかになった          ==============================================================  自分の書いた事が見事に当たってから書いているのではない。  私はそう予測をしたわけではない。  その可能性の一つを提示しただけだ。そしてその可能性の中の最悪のもの が現実になったというだけの事だ。  私は1月15日のメルマガで前原外相が突如として唱え出した北朝鮮との 直接対話の提案について、その背景は不明だが、それが本当ならば外交の 一大転換だ、と書いた。  しかしそれは周到に練られた日本政府の方針転換なのだろうか、そうあって もらいたい、しかし前原外相は本気でそれを行なおうとしているのか、彼に それができるのか。  すべてはこれからわかる、注目したい、と書いた。  そう大袈裟に書いたが、なんのことはない。わずか一日でそれがわかった。  今日1月16日の各紙は、内閣改造で一日遅れになった前原外相の訪韓を 報じている。  その中で私が驚いたのは、韓国の反対にあってあっさり直接対話をあきらめ た事だ。  外相会談の後の共同記者会見で、キムソンファン外相の口から、自分は日朝 対話の前に「対話はまず南北間で行なわれるべきだ」と述べ、それに前原外相 が同調し、「韓国と北朝鮮による対話に(日朝対話を)先行させる考えはない」 と伝えた事が明らかにされた(各紙)。  これを要するに前原発言は、かくも重要な事を自分の一存であっさり大言 壮語し、その後で都合が悪くなったらあっさり撤回する、そのあまりに軽き、 信用できない言葉の繰り返しである、ということだ。  それがあらためて確認されたということだ。  それよりもなによりも、菅首相は重要な外交について前原外相に丸投げして いるということが明らかになった。  とても訪米させるわけにはいかない。                            了    

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