… … …(記事全文1,824文字)「戦前の警察は拳銃を装備していなかった」という話をよく聞くのですが、じつは大正13年に警視庁に拳銃が初めて配備されて以降、全国の警察に拳銃が配布され、警察官の武器としての拳銃使用は大正期に始まっていたことになります。
昭和11年に発生した二・二六事件の際に現場(首相官邸)に居合わせ、殉職した村上 嘉茂左衛門という警視庁の巡査部長について書かれた記録には、
※報道カメラマンに銃を向ける反乱兵士
「5連発拳銃で応戦するも、4発撃って故障…」
あれ?
写真などに残されている戦前の警察官ってサーべルで拳銃を携行していなかったはず。