… … …(記事全文3,122文字)海上自衛隊で不祥事があいついでいる。
〇川崎重工と海上自衛隊の潜水艦乗組員との間での架空取引による裏金づくり
〇潜水手当の不正受給
〇特定秘密情報の表示されているCICへの「適正評価」のない隊員の立ち入り
海上自衛隊ではこれらの事件で200人規模の懲戒処分する予定だ。どれも重大な事件だが、これが人員不足の海上自衛隊に最後の止めを刺す可能性が高い。
陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊の中で、最初に人員不足で困窮したのが海上自衛隊の艦艇勤務だ。特に潜水艦の人員不足は壊滅的だ。それを取り繕ってはきたが、明らかに出航してない不動艦の姿がめだっている。どこまでその事実を誤魔化すのか気になっていた。しかしその誤魔化しもこれらの事件で終結することだろう。
この3つの事件の中で、国民に最も影響がある「特定秘密情報の不適切な管理問題」について最初に解説する。