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ホワイトハウス激震後の世界~欧州は何を考えているか?第三次世界大戦か?欧州軍誕生か?それとも和平か?~
トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談が決裂し、ヨーロッパの各国首脳が、ウクライナへの『愛』を訴えたが、私は早々に、『米ウ交渉決裂!日本は米国と共にあれ!』という記事を書いた。これほど、早々に米国支持を訴えた主張はなかったろうと自負しているが、この主張は正しかった事が、徐々に証明されつつあるようだ。
情報は一度に、まとまって出てこない。
だから、今、改めて、検証を行う必要がある。
今回は、週末に出てきた情報を元に、今一度、ホワイトハウス激震後の世界を把握し説明したい。まず、ホワイトハウスでの激震の後、NATOのマーク・ルッテ事務総長は3月1日、BBCの取材に対し、ゼレンスキー大統領と2度話した事を認めた。そして、こう発言した。
『ゼレンスキー大統領がアメリカ大統領やアメリカの上級指導部との関係を回復する方法を見つけることが重要』
さらに今回の騒動を『残念な事だ』と述べるとともに、『トランプ大統領を本当に評価しなければならない』とも付け加えている。
この時点で、NATOは、アメリカ抜きでロシアと対峙する事は不可能である事を認めた事になる。NATOのマーク・ルッテ事務総長
それは、NATOなら当然の反応だった。
NATO加盟国の防衛費を見れば分かる通り、NATOとはアメリカそのものだからだ。下記は2023年のNATO加盟国の防衛費を視覚化した図である。つまり、ヨーロッパ首脳が語っている『ウクライナ愛』は、単なるキレイごとに過ぎないのだ。下記は私がXでポストしたものだが、もう少し詳しく説明すると、
『強く、勇敢に、恐れずに。 ゼレンスキー大統領、あなたは決して一人ではありません。』
とポストしたEU首脳はウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長
アントニオ・コスタ欧州理事会議長
ロベルタ・メツォラ欧州議会議長
ヴァルディス・ドンブロウスキス欧州委員会副委員長
であり、彼らは皆、EU首脳であり、ヨーロッパ各国の首脳ではない。EUは、気楽なのだ。
なぜなら…
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