… … …(記事全文4,959文字)
民主主義を破壊した岸田政権と石破政権
『民主主義は、人民の声が重要であるという神聖な原則に基づいている。』
これは前回の記事で紹介したヴァンス副大統領の言葉だ。
大衆は確かに、カリスマ的な指導者に騙されたり、あるいはポピュリズムと言われるように、無能であるにも関わらず、特定の政治家に人気が集中したりする事もある。しかし、『人民の声』は、必ず、それを修正する力を持っている。大衆は、苦しくなる自分の生活、減り続ける自由などを体感で感じ取るリアリストでもある。政治家や評論家やメディアが、いくら美辞麗句を並べ、高尚な理由を並べても、悪化していく治安や経済の前では、何の説得力も持たない。それが『人民の声』の強さだ。
また、アメリカのメディアが今でも散々トランプをバカにし、批判してもトランプの支持率は過去最高を記録した事からも分かる通り、大衆は賢くもある。トランプ大統領は選挙戦中も散々、批判されたが、過去最高の得票数で大統領選に勝利した。この経験を通じ、トランプは『大衆は賢い』と感じたと言う。
大衆は賢いと感じる事ができた政治家は幸せだ。なぜなら、もうメディアを気にせず、感情論に振り回されることもなく、自分の政治理念に沿った政治を遂行できるからだ。逆に大衆はバカだととしか感じられなかった政治家は、常にメディアを意識し、メディアの意向に沿った政治を行おうとする。歴史が、どちらの政治家を評価するかは明らかだ。
メディアに隷従した政治家の政策など、後世の歴史家が見れば愚策でしかなく、愚かな政治家として歴史に名を残す事になる。
ならば、日本はどうか?ヴァンス副大統領は、ミュンヘン安全保障会議で、
『私が懸念しているのは、欧州内部からの脅威、欧州が米国と共有する最も基本的な価値観からの後退です。』
と述べた。
これは、ヨーロッパは内部から腐っており、言論の自由だけでなく、ヨーロッパの民主主義が後退していると述べている。そして、極めつけは『アメリカと民主主義という価値観を共有できなくなっている』と言っているのだ。
つい最近まで米国民主党のもとで、世界最先端のポリコレ推進国家だった国が何を言っているか!とも言いたくもなるが、トランプ政権が返り咲いたアメリカは見事に急回復を遂げているのだから、そう主張する資格はあるだろう。もはやヨーロッパは民主主義国家ではないという事になる。
一方、日本は…
ここより先は会員登録が必要です。月・水・金に配信中です。(号外もあり)
そのため、1記事20円~30円程度になります。
なお、今後、値上げの可能性がありますが、値上げした場合も、ご登録者は、登録時の価格が維持されますのでご安心ください。
ご購読を、心よりお待ちしております。よろしくお願いいたします。m(__)m