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鳥集徹(ジャーナリスト)

鳥集徹

コロナワクチン接種後に異常な分娩が増加した ~コロナ騒ぎに抗った産婦人科医の証言③~

コロナワクチンの危険性を指摘する声があったにもかかわらず、医療界は妊婦さんや妊娠する可能性のある女性にもコロナワクチンの接種を強く求めた。本当に問題はなかったのか。広島の産婦人科医、フジハラレディースクリニック理事長・院長の藤原紹生(ふじはら・つぐお)医師は、「ワクチンとの関連性が疑われる異常な症例を立て続けに経験した」と証言する。お産の現場でどんなことが起こっていたのか。3回連続の最終回。衝撃のインタビューをお届けする。

 

鳥集 藤原さんはコロナワクチンの接種が始まってから、これまでにほとんど経験したことのないような異常な症例を経験されたそうですね。具体的にどんなことがあったのか、教えていただけますか。

 

藤原 はい。まず「常位胎盤早期剥離」で緊急帝王切開となった例を立て続けに経験しました。常位胎盤早期剥離は、赤ちゃんがまだ子宮の中にいるのに、胎盤がはがれてしまうことを言います。胎児は胎盤から酸素や栄養をもらっているので、大至急で対応しないと脳性まひになったり、お母さんの命が脅かされたりします。

常位胎盤早期剥離の頻度は、教科書的には全妊娠の0.5~1.0%とされています。当院のように年間400件以上の分娩数がある施設でも年に1例あるかないかで、3~4年経験しないことも普通です。ところが当院で、2021年末から2022年の初めにかけて4例も起こりました。その妊婦さんたちは、妊娠して当院を受診する前までにそれぞれ1~2回のコロナワクチン接種を受けていました。その後はしばらくなかったのですが、2022年の10月に、また1例起こりました。その方も妊娠前にワクチンを2回接種されていました。

 

鳥集 2021年末から22年初めということは、たった2、3か月の間に4例起こったということですよね。緊急帝王切開や高次病院への搬送が必要になるそうですから。大変でしたね。妊婦さんや赤ちゃんは無事でしたか?

 

藤原 はい。幸いなことに無事でしたが、こんなに立て続けに起こることはないので、大変驚きました。他にも予定日を過ぎてから、臍帯動脈(へその緒の動脈)に生じた血栓のために赤ちゃんに胸水がたまって心不全状態になり、緊急帝王切開で助けた例があります。

「臍帯動脈血栓症」は0.025%という極めて稀なもので、30年以上産婦人科医をしている私でさえ、それまで1例も遭遇したことがありません。この妊婦さんも、妊娠前にコロナワクチンを2回接種していました。

分娩後数日経ってから、母児ともに血栓症が起こりやすいかどうかの検査で異常を認めなかったので、母児ともにそういう素因はなかった、ということになります。

 

鳥集 どうして、このような例が立て続けに起こったのだと考えていますか。

 

藤原 臍帯動脈血栓症は、コロナワクチンが原因になった可能性があると考えています。このワクチンが血栓を作りやすいことは、以前から指摘されてきました。妊娠中の母体内で生じた血栓が、胎盤を通過して臍帯の血管内にまで移行したとは考えにくい。そうなるとやはり、血中に流れたmRNAワクチンが胎盤にまでたどり着き、そこで産生されたスパイクタンパクが血管内皮細胞を障害して、臍帯の血管内に血栓を形成させたのではないでしょうか。

常位胎盤早期剥離の発症についても、mRNAワクチンにより産生されたスパイクタンパクが血管に炎症をもたらし、血管を収縮させ血行不良となり、胎盤が剥離しやすくなった、という機序の仮説は十分考えられます。また、スパイクタンパクから形成された血栓が子宮や胎盤の血行不良を生じさせ、胎盤が剥離しやすくなった、という機序の仮説も十分考えられます。接種後8~9カ月後もワクチン由来のスパイクタンパクが検出されたという報告がありますから、妊娠前に接種した人でもワクチンの影響が残ることは十分あり得ると思うのです。

もちろん、これらの異常とワクチンとの因果関係を明確に立証することは困難です。しかし、普段より高い頻度で異常が起こっているわけですから、ワクチンとの関連性について真剣に考えるべきです。とくに妊娠中は血液の状態が変化して、エコノミークラス症候群などの血栓症が起こりやすい状態になっています。そんな妊婦さんにワクチン接種を勧めるなんて、私には理解できません。

 

鳥集 他にもコロナワクチンの関与が疑われる症例があったそうですね。 


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