… … …(記事全文3,586文字)参議院議員選挙では与党が過半数に届かなかっただけでなく、野党もぱっとしませんでした。立憲民主党など左派政党は保守層の受け皿になれず、存在感が低下しました。左派メディアはそれに焦りを感じたのか、躍進した参政党を一斉に攻撃しはじめました。TBSの「報道特集」という番組はネットで「偏向報道特集」と揶揄されるほど、参政党叩きに熱心でした。
テレビ番組が選挙中に特定の政党や候補者を評価したり、ネガティヴな印象操作をしたりすることは放送法違反ですが、これまであまり問題視されてきませんでした。監督官庁である総務省はテレビに対しては大甘の対応しかしませんでした。しかし、ついに総務省の監督責任を問う行政訴訟が起こされました。
有権者の投票行動を左右しかねない選挙報道のあり方とは。政治的公平性とは何か。歴史的な裁判の中身を分かりやすく紐解いていきます!