… … …(記事全文3,925文字)岩手県大船渡市綾里地区で火災が発生したのは2月19日でした。25日にようやく鎮火しましたが25日、大船渡市の隣の陸前高田市小友町の山林でまた火事が起きました。この火事は翌日、鎮火しましたが26日にまた別の場所で火災が発生。謎の連続火災によって男性一人が死亡し、84棟が焼失したと見られています。発火地点となった三カ所は互いに数キロも離れているので火元から飛び火したとは考えられません。
火災の原因は「強風のせい」「タバコの火の不始末」「庭でゴミを焼いていたら強風で燃え広がった」などと推測されていますが、結局、未だに判明しません。これほど長期間、燃え続けるほど火勢が強いのですから自然発火ではなく放火、しかも複数回の放火ではないかと考えるのが自然ではないでしょうか。もし放火だとしたら誰が、一体、何のために放火したのか、を考えてみたいと思います。
手掛かりになるのは2023年、ハワイ・マウイ島で起きた山火事です。102人が死亡し、2,200棟以上の建物が損壊するという大惨事でした。上空から現場をうつした映像を見たのですが、その時、なんかおかしいな・・・と感じました。その時、感じた違和感を今回の火事でもまた感じました。記事の後半で、メディアが報じない、山林火災の真相に迫ります。