… … …(記事全文3,931文字)1月27日、中居正広とフジテレビの元女子アナとのトラブルが週刊誌で報じられたことで、フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングスは臨時の取締役会を開き、その後、記者会見をしました。午後4時に始まった記者会見が終わったのはなんと翌日の午前2時24分! 10時間以上、延々と続いたわけですが、結局、フジテレビの信頼回復にはつながりませんでした。一連の問題の責任をとって港浩一社長と嘉納修治会長は辞任を表明しました。ひな壇に並んだ幹部5人は口々に謝罪の言葉を口にしましたが、40年近くにわたりフジテレビの経営トップを務め、今も強い影響力を持つ「フジテレビのドン」、日枝久氏は姿を見せませんでした。幹部たちが記者の追及に長時間、耐えながら必死で守ろうとした日枝相談役兼取締役とは、どんな人物なのでしょうか。
約100社のスポンサー企業がフジテレビへの広告出稿を差し止めたままで、 「ネクストキャリア支援希望退職制度」に応じて3月一杯で約100人の社員が退社するそうです。かつては「視聴率三冠王」に輝いたこともあるフジテレビは、なぜこんなに落ちぶれてしまったのでしょうか・・・。 この背景にはいったい何があるのか、記事の後半でじっくりと深堀りしていきます。