… … …(記事全文3,619文字)2月7日、米連邦裁判所は、ドジャーズの大谷翔平選手の元通訳・水原一平に4年9か月の禁錮刑と3年間の保護観察、そして大谷選手への約26億円の支払いを言い渡しました。水原被告は2021年11月~24年3月にかけて、大谷選手の口座から約1700万ドル(約26億円)を不正に送金した罪などに問われていました。 去年3月20日にドジャーズを解雇されてから約1年。事件は一応、この判決で決着しました。しかし、この事件には多くの謎があります。
水原一平は裁判所に提出した供述書に「仕事があまりに忙しかった。そのストレスでつい違法賭博に手を出してしまった」と書いたそうですが、仕事が忙しかったと言いながら彼は一日になんと25回も! 賭けていたそうです。なぜそんなことが可能だったのでしょうか。大谷選手はなぜ水原の素行のおかしさに気づかなかったか。自分の口座から大金が送金されていることになぜ気づかなかったのか。
水原がいたカリフォルニア州では違法だそうですがアメリカ50州のうち38州でスポーツ賭博は合法の娯楽です。スポーツに熱狂する気質のアメリカ人は観戦しながらスマホのアプリを使い、その場ですぐに取引できるスポーツ賭博に夢中になります。この記事ではメディアが報じない、水原の転落の原因となったアメリカのスポーツ賭博とギャンブル依存症の闇について詳しく解説します。