… … …(記事全文3,930文字)◆日本人学校を標的にしたテロ
9月18日、広州市深圳で登校中だった小山航平君(10歳 父親は日本人、母親は中国人)が路上で突然、刃物を持った男に襲われ、刺殺されました。犯人は逮捕されましたが44歳の男、というだけで中国当局は男に関する情報をなぜか隠しています。中国共産党(中共)はこの事件を偶発的な事件であり、個別の案件として終わらせようとしていて19日、外務省の林剣報道官は記者会見で「不幸な事件」だとして「遺憾の意」を表明しながらも「類似の事件はいかなる国でも起きる可能性がある……個別の事件が中日両国の往来や協力に影響しないと信じている」と言い放ちました。謝罪の言葉はありませんでした。 林報道官の発言に対して元中国人であり、評論家の石平氏はX(旧Twitter)で「どこの国でも外国人に対する刑事的犯罪が起こりうるが、10歳の日本人の子供を意図的に狙った殺人は中国という反日野蛮国家ならではのこと。その背後には中国政府の反日煽動と教育がある。」と指摘し、「報道官の言いたいところは要するに、『どこでも起こりうることだから中国政府に責任はない。騒ぐな』ということ。無責任な野蛮国家・中国の本性剥き出し。そんな国には、日本人は絶対、近づいてはならないのである」と述べました。
6月24日、江蘇省蘇州でも似たような事件が起きました。日本人学校のスクールバスに刃物を持った男が乗り込もうとして、それを阻止しようとした中国人の女性スタッフが男に刺されて結局、亡くなりました。子供を迎えに来ていた日本人の母親と、その子供の2人も負傷しました。また4月には、蘇州で日本人旅行者が何者かに刺されて負傷するという事件がありました。春から、たった半年間で日本人が殺意を持った人間に路上で襲われるという事件が3件も起きたわけです。そのうち2件に日本人学校が絡んでいます。これを異常だと思わないほうが異常でしょう。にもかかわらず外務省は中国の渡航警戒レベルをなんと0(ゼロ)のまま、引き上げようとしないのだから呆れます。ちなみにアメリカでは中国の渡航警戒レベルは3、韓国では1です。