… … …(記事全文4,200文字)◆「茶番劇記者会見」再び
10月2日、故ジャニー喜多川氏の性加害問題でジャニーズ事務所は二回目の記者会見を開きました。今回は藤島ジュリー景子氏は欠席し東山紀之氏、井ノ原快彦氏、弁護士二人が出席しました。地上波テレビ局の多くが生中継をしたので、多くの方が見たことでしょう。私も見ましたが前回の記者会見同様、不快感しかありませんでした。司会は元NHKの記者がやっていたそうですが、彼が「質問は一社一問でお願いします」と質問を制限すること自体がおかしいです。前回の記者会見では約4時間、制限なしで質問を受けたのに今回は2時間でさっと打ち切ったのも印象を悪くしました。
NHKは4日の夜のニュースでこの会見の仕切りをしていた外資系コンサルタント会社が出席者の中で指名してはいけない(なるべく指名をしない)記者6名の名前と顔写真入りのメモを準備していたことを暴露しました。さらに驚くことになるべく指名をする人のリストもあったそうです。つまりサクラ要員がいたということで、記者会見とは名ばかりのヤラセ会見だったことがバレてしまいました。ジャニーズ事務所は表向き「被害者に対する誠意ある補償業務を行う」と言っていますが、この調子で本気で補償に取り組む気があるのでしょうか。東山氏は「補償は11月からスタートします」と言っていますが補償の原資はどうやって集めるのか、一人当たりの補償額はどれぐらいになるのか、具体的なことは何も言及されませんでした。