… … …(記事全文5,033文字)◆不法滞在者とその子供に「在留特別許可」!?
8月4日、斎藤健法相は在留資格のない外国人の18歳未満の子供、約200人の7割に当たる140人に「定住者」などの在留特別許可を与える、と表明しました。外国人の違法行為を合法化する、ということです。その理由は「子供が可哀そうだから」。日本の法治を捻じまげる決定を法務大臣が行うというのは前代未聞でしょう。岸田首相に命じられたのでしょうが、これがいかに重大な結果を引き起こすか、斎藤健という人は想像できないのでしょうか。せっかく6月9日、改正出入国管理・難民認定法が成立し、難民申請を繰り返すことによって強制送還を免れていた人たちを送還するという、当たり前の措置が可能になったというのに。
強制送還は非人道的だ、という人がいるのですが、自分の国に親と一緒に帰る、これの一体どこが非人道的なのでしょうか。むしろ小さいうちに母国語をマスターして、母国の生活習慣に慣れさせることが子供のためでしょう。自分の国で成長し、自国で生きてゆくのが本来の人間の生き方です。たまたま親が日本に留学に来たり、研修に来たりしたために、子供まで日本という異国の地で苦労させるほうがよほど非人道的だと思うのですが。