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山岡鉄秀の対外情報戦で勝ち抜けろ!

山岡鉄秀(情報戦略アナリスト)

山岡鉄秀

日本を恒久植民地に導いた吉田茂の虚構から覚醒せよ!‐日本は未だに占領下にある!

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00194/20230718003806111581 //////////////////////////////////////////////////////////////// 山岡鉄秀の対外情報戦で勝ち抜けろ! https://foomii.com/00194 //////////////////////////////////////////////////////////////// 少し前に、ウオーギルトインフォーメーションプログラム(War Guilt Information Program – WGIP)というものが話題になりました。これは戦後の占領期にGHQが日本人に戦争に踏み切ったことに罪悪感を持たせ、二度と立ち直れないようにするための対日心理作戦でした。その存在については文芸評論家の江藤淳氏や高橋史朗元明星大学教授によって研究され、戦後日本人がいかに洗脳されてきたか、その詳細な経緯が暴かれました。 それは画期的な発見であり、日本人が占領軍による洗脳から目覚めるきっかけとはなりましたが、私は今後日本が本当に立ち直るためには、さらに大きく、深刻な洗脳から目覚めなくてはならないと思います。それは、日本人のほぼ全員が信じ込んでいる次のストーリーが嘘であることに気付かなくてはならないということです。 『戦後、自由主義者で平和主義者の吉田茂が総理大臣になった。吉田はマッカーサーを始めとする占領軍と対等に渡り合い、戦争では負けたが外交では勝利することにより、戦後の復興の道筋を作り上げた。日本は軽武装と憲法9条に基づく平和外交を展開し、経済に集中するという「吉田ドクトリン」によって大きな発展を遂げた。』 事実、安倍晋三以前に国葬が執り行われたのは吉田茂だけでした。NHKのドラマでも、渡辺謙演じる吉田茂が果敢にGHQと渡り合い、日本の国益を守り抜き、戦後の繫栄に道を開いたかのように描かれています。(「負けて、勝つ ~戦後を創った男・吉田茂~」NHKドラマスペシャル2012年5回連続)ネットで吉田茂を検索すると、そのようなステレオタイプとも言える吉田評価が一般的です。 しかし、実はそれらが虚構に過ぎなかったとしたらどうでしょうか?統治する側からすれば、日本人がそのように信じている方が都合のよい、日本人の自尊心を保ち、自分たちが支配されていることに気付かせない為のディスインフォーメーションに過ぎないとしたら? 日本人はWGIPによって罪悪感(原罪?)を植え付けられただけではなく、映画マトリックスのように、完全な仮想空間の中で戦後、特に名目的な独立(1952年)後、今日まで生きて来ました。それは宗主国であるアメリカが作り出した仮想空間であり、言い換えれば動物園の中に存在するサル山のようなものです。日本人は、そのサル山が独立した存在だと思い込み、サル山と動物園の関係を対等な同盟関係だと信じて生きて来たのです。
… … …(記事全文8,712文字)
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