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藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~

藤井聡(京都大学教授・表現者クライテリオン編集長)

藤井聡

ここがおかしい戦後80年!日本列島劣化の原因と将来を考える.

本日,大阪市内にて下記講演会をいたしました.

https://peatix.com/event/4327955?lang=ja-jp

 

NPO法人「国際生涯学習文化センター」さん主催の講演会で,年配の方を中心に100名以上ご来場頂いた中での講演となりました.

 

その事務局から頂いた演題が,

 

「ここがおかしい戦後80年!日本列島劣化の原因と将来を考える」

 

というもの.本日会場の控え室で改めてこのタイトルを拝見し,なかなか広いタイトルの講演だなぁ…と思い,これをまとめているパワーポイントスライドなどありませんでしたので,それなら…ということで,しばしば当方が大学の講義でやっている,「黒板への板書をイメージしたパワーポイントを使った講演」を行いました.

 

90分の講演を通して,少しずつキーワードをパワーポイント(以下PPT)に書きながら,それらの間の因果関係を一つ一つ説明していく…というタイプの講演だったのですが,その90分を通して完成したのが,下記の構造の図(専門用語では一般にパスダイアグラムと呼ばれます).

 

 

このPPTの図を書くにあたって,出発点となったのが,この講演会の主催者が用意した下記告知文.

 

『戦後80年、先日の埼玉の道路陥没大事故に見られる問題は日本のあらゆる分野で噴出している。インフラの老朽化、食料、教育、人口激変、外国人の流入、温暖化、政治経済の低迷、外交力低下など、この多くの日本列島の劣化問題の原因は一体どこにあるのか? 転換期にある日本の課題と将来への指針を語る。』

https://peatix.com/event/4327955?lang=ja-jp

 

この告知文において記載されている数々の「危機」の中でも特に「日本」に関わるキーワードが「インフラの老朽化、食料、教育、人口激変、外国人の流入、政治経済の低迷、外交力低下」でありますが,これらキーワードを(少々文言を調整しながら)まず,PPTファイルに記載します(上記の図では,それらキーワードは黒&赤で記載していきます).

 

そして講演ではそれらの危機を一つ一つ解説いたします.

 

そしてその上で,これらのキーワードの間の「因果関係」を一つ一つ検討し,「矢印」(→)を記載していきます.

 

そうすると,これらのキーワードの中でも特に重要なものが…

… … …(記事全文2,968文字)
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