… … …(記事全文3,989文字)今の自民党政権は、自民党支持者ですら嫌悪する対象となっています。
中国には媚びる外交に終始し、アメリカには超弱腰で、しかも、財務省の顔色ばかりを窺う政治に終始しています。
とりわけ消費税については、長引くデフレ不況の中で、輸入品価格の高騰によって突如として訪れた物価高で貧困化が過激に加速している現状では、どう考えても減税すべき状況。そして、全野党もその必要性を理解し、減税を今度の参議院選挙に公約に掲げることを決定し、与党の公明党も、そして自民党の8割に上る参議院議員もまた、消費税減税を主張しています。
にも関わらず、自民党の森山幹事長「政治生命をかける」とまで大見得を切って、消費減税を不条理なポピュリズムと断じ、消費税減税を固辞。石破総理もその森山に説得され、消費税減税の回避を決定しました。
そして石破氏は遂に財務省による完全なデマを頭から信じ込み、「日本の財政はギリシャより悪い」とまで公言します。彼は図らずももう完全に馬と鹿の区別が付かない愚者中の愚者であることを自ら宣言してしまったわけです。
要は石破政権は、国民の利益を度外視した上で、「財務省」と「アメリカ」と「中国」の意向に絶対刃向かわぬように政権運営を行っているわけです。
これでは、どれだけ自民党を支持してきた国民でも自民党を否定せざるを得ない状況に至っているわけです。
そんな状況の中で今、次の7月の参議院選挙において、一体どうすればよいのか分からなくなっているのが、高市早苗氏をはじめとした自民党内の、反石破勢力を支持している人々です。
そもそも石破は高市氏や安倍氏と言った政治家とは水と油の野田や前原といった野党勢力と親和性の高いリベラルなのか何なのか分からない至って出鱈目な政治家です。
(彼の出鱈目さの論証については是非下記をご参照ください
https://www.amazon.co.jp/dp/B0F17V6J7F?__mk_ja_JP)
だから、高市支持者、あるいは、自民内の保守勢力や積極財政勢力の支持者達(自民保守支持者)にとっては、要は「敵」の様な存在です。
ただし、共産党は言うまでも無く野田立民や前原氏などもまた、そういう自民保守支持者層にとっては明確な「敵」というべき存在。
では、そんな「自民保守支持者層」は、一体どうすればよいのでしょうか…?
もし仮にここで、自民党を応援すれば、彼らの敵である「石破」が総理を延々と続くリスクが極大化します。
だからむしろ、自民党が次の参議院選挙で大敗すれば、石破退陣となり、自民党内の保守層が浮上し、総裁となる目が出てくるわけです。
かといって、自民党を叩き潰してしまえば、前原や野田に権力が移り、それもまた「自民保守支持者層」にとっては耐えがたい状況です。
ついてはそれらを踏まえれば、高市支持者等の「自民保守支持者層」は、次のような戦略をとることが得策だと考えます。それは、
「次の参議院で石馬自民が世論から“正当”に評価されるのなら、自ずと大敗を喫することとなる。さすれば、高市早苗氏を中心とした自民党内保守派が総裁となり、保守政党へと回帰した自民党が、同じく保守的な政策論を展開する国民民主党らと協力関係を取り結び、保守政権が誕生する運びとなる。こうした流れを創出することが必要である」
という戦略です。この基本戦略を前提とすれば、次のような3つの個別戦略が見えてくることとなります。
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