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藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~

藤井聡(京都大学教授・表現者クライテリオン編集長)

藤井聡

言論総括2021:新年を迎えるために今年の「半自粛」&「反緊縮」運動を赤裸々に総括します。

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00178/2021122611114289027 //////////////////////////////////////////////////////////////// 藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~ https://foomii.com/00178 //////////////////////////////////////////////////////////////// 今年も残すところ、あと僅かとなりました。 思い起こせば、今年もコロナに翻弄されつつ、十分な経済対策も行われないままに、経済は激しく冷え込み、国力はさらに衰退して参りました。政府はコロナ対策と言えば、病床確保や治療薬の普及などはさておき、兎に角効果の不明瞭な自粛を共用すると同時に、十分ね経済対策を行わなかったからです。 https://twitter.com/SF_SatoshiFujii/status/1465486498484998147 ただ……当方は、こういう帰結になることを、コロナが流行出した昨年3月の時点から、誠に遺憾ながらも予想して参りました。これは決して「後出し」で言っている話ではありません……本メルマガの読者なら、昨年3月頃からの当方の記事を覚えておられる方も少なくは無かろうと思いますし、その記録は拙著『自粛と緊縮で日本は自滅する』でもご確認いただけると思います。 ですから当方はコロナが流行だした昨年時点で、当方の「言論」の活動目標を以下の二つに定めたのでした。 第一に、自粛の「過剰性」を少しでも政府が緩和する事。 第二に、日本経済がV字回復するに十分な支出を政府が出す事。 前者を「半自粛」運動と呼び、後者を「反緊縮」運動と呼ぶとすれば、コロナ禍と呼ばれる状況に我が国が陥ってから、我が国の衰退を食い止めるには、この「半自粛」運動と「反緊縮」運動の双方が強烈に求めらる、と考えていた訳です。 したがって、この2021年は年始から年の瀬の今に至るまで、当方の言論活動を「半自粛」と「反緊縮」を軸に展開して参りました。 ちなみに当たり前の話ですが、「反発」の無い言論活動などあり得ません。反発が無いといことは世間に受け入れられているということであり、それはあえて言論活動する必要など無い状態を意味するからです。したがって言論の要ある所には必ず反発があるのです。 事実、当方の「反自粛」運動には、データに基づく統計学的判断はさておきイメージ論だけでコロナに対する態度を形成する一般の方々から大きな反発が生じました。 この反発は実に激しいもので、当方が長年、友人関係、上司部下関係、支援被支援関係などで共同作業を重ねてきた多くの近しい方々の中からすらも激しい反発が生じました。そして、当方の「半自粛」運動を、名指し批判する書籍が出版される事態にまで発展しました。
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