━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2011/11/29 大阪ダブル選挙後の政局に関する考察 第60号 ──────────────────────────────────── ネット上の論壇誌を自称している「BLOGOS」サイトの偏向した運営に ついては、ブログ上でも繰り返し指摘してきた。 私が主宰するブログに対しては、BLOGOSサイトから転載許可の要請が あったため、ブログ記載内容がより多くのネット読者に伝わることを考えて了 承した。 ところが、その後の運営を見ると、ブログに記載した内容によって、転載す るものと転載しないものとを選別している傾向が顕著に表れたので、いったん 転載不許可の通告をした。 しかし、ブログ記事の浸透効果を考慮し、BLOGOS編集局サイドと折衝 し、検閲的な記事の取捨選択をしないのであれば、転載を再許可する旨の通告 をした。現状はその延長上にある。 ところが、その後も、TPP関連の記事や小沢一郎民主党元代表に関する記 事などでは、転載をしないケースが横行し始めた。それらのケースが表面化し た時点では、何度かブログ記事上で警告を発している。 ところが、その後、11月24日付記事の転載以降、本日まで一切の転載が ない。 ネット上の各種主張を中立公平の視点から、公正に掲載するのであれば、ネ ット読者に有益な情報空間を提供することになるだろう。しかし、記事選択に 際して、恣意的な選別を行うのであれば、偏向した大手メディアの姿勢と何ら 相違がなくなる。 BLOGOSサイトは、12月5日にBLOGOS AWARD 2011 と題したブログ顕彰のイベントを開催するという。私のところにも案内が来て いる。しかし、私は当該イベントに出席する旨の回答をしていない。そこで、 転載を中止したということであろうか。拙ブログ記事へのアクセスが急増する ことを回避するための措置とも考えられる。 ブログに対する顕彰を行うというが、その顕彰をどのような基準で、誰が決 定するのか、まったく詳細が明らかにされていない。 BLOGOSサイトに掲載された記事へのアクセス等の基準で判定するとし ても、BLOGOSサイトに転載するかどうかの段階で、重要記事がいくつも はねられている現状では、比較のしようがない。 そもそも、BLOGOSサイトは、一部のブログ執筆者の意向を受けて開始… … …(記事全文6,106文字)
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植草一秀(政治経済学者)