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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

「gooプログ」21年の歴史に幕。出版不況のなか、「言論の場」を提供してくれたことに感謝しかない。筆者の政治評論家としての人生を変えたあの記事を振り返る

「gooプログ」21年の歴史に幕。出版不況のなか、「言論の場」を提供してくれたことに感謝しかない。筆者の政治評論家としての人生を変えたあの記事を振り返る

◆〔特別情報1〕
 本日はこの記事を取り上げなければならない。
 朝日新聞は25日、「消えゆくブログサイト アクセス数3分の1に、運営撤退相次ぐ」という見出しをつけて次のように報道した。
「SNSの普及などに伴い、ブログサイトの閉鎖が相次いでいる。閉鎖されたブログの記事は消滅する。保存の動きもあるが、闘病記や被災体験など無数の私的な記録を後世に残すべきなのか、議論は深まっていない。
 ブログサイト『gooブログ』は4月、サイトを11月で終了させると発表した。21年の歴史に幕を下ろす…」
 筆者は「gooプログ」を2005年3月に開設し、事務所の公式ブログ「板垣 英憲(いたがき えいけん)『マスコミに出ない政治経済の裏話』」として投稿を開始した。このタイトルは、当時、講演活動で全国を飛び回っていたときの主力講演テーマを利用しもの。サブタイトルは、「ニュースにブログ」と添えた。「gooニュース」から記事を取り上げて、コメントを書き込んでいくこととしたのだった。20年以上活用させてもらってきた「gooブログ」が閉鎖することとなった。もう20年もブログ生活を続けてきていたのかと振り返ると、いろんな思い出が蘇ってきて感慨深い。そして何より、まずは「gooブログ」には感謝しかいない。出版不況のなか、政治に関する言論の場を提供して頂いたことに、心より感謝を申し上げたい。
 筆者は、毎日新聞を退社し評論家として独立したのが1985年で、バブル経済のなか株の本を書きまくっていた。バブルだけに、書けばすぐに出版された時代である。しかし、バブルが崩壊し出版業界も遅れてその煽りを受け、評論家としては文筆業としての言論の場が徐々失われていった。しかし同時に、インターネットの時代に突入していくなか、ブログブームが到来した。筆者のアシスタントがこれを好機ととらえ、腰の重い筆者を説得し、事務所として公式ブログを立ち上げることとなった。
 数多あるブログサイトのなかからアシスタントは「gooブログ」を選んだ。その理由は、「政治記事に対する規制がないから」ということだった。他のブログサイトの規約には、「政治」関連の書き込みを禁止するところが多かったという。さらに、「政治」記事が書ける他のブログサイトも含め、いくつか試してみたところ、どういうわけかgooブログが最もアクセス数が増えていたということで、最終的にここを公式ブログと選んだのだった。
当時、既に公式ホームページは立ち上げており、そこにコラム蘭のページを設けて雑文を投稿していたのだが、ホームページではアクセス数が大きく増えることはなかった。はっきりいって、読者がいない、読まれていないという状況。そうなると書くモチベーションは下がっていく。ところが、gooブログの投稿を始めてみると、アクセス数が桁違いに多かったのには筆者も驚いた。お陰で、ネットの世界で筆者は、「政治評論家」の肩書ではなく「ブロガー」として認知されるようになった。

※【事務所からのご案内】読者の皆様には引っ越し先をご案内しなければなりません。過去データー全て、ブログの引っ越しは完了しているので、ぜひ今後とも引き続き、ご愛読頂きたくお願い申し上げます。
 引っ越し先はこちら↓
https://itagakieiken.hatenablog.com/

 思い出をあげればキリがないが、gooブログ閉鎖にあたって、筆者の文筆人生を変えたといっていもいいほど重要な記事がある。これをこの機会に、振り返っておきたい。

… … …(記事全文7,232文字)
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