… … …(記事全文5,947文字)自民党内で嫌われ、常に「ぼっち」だった石破首相が、自民党が崩壊していくなか「戦後80年談話」で名を残そうとし、同時に自民党の「おくりびと」となるかもしれない。そして野党は「小沢政局」が動き始めた
◆〔特別情報1〕
石破降ろし激化で、自民党内政局に注目がいくなか、議席を伸ばせなかった野党第一党の立憲民主党内でも、当然のことながら波乱が起き始めている。
フジテレビは31日午後7:25、「立憲・小沢一郎議員『参院選は敗北』『代表はじめ執行部は大いなる責任がある』野田代表に参院選選対ナンバー2ポストの辞職願提出」という見出しをつけて次のように報道した。
「立憲民主党の小沢一郎衆院議員は31日、記者会見を開き、野田佳彦代表と会談し、参院選で務めた役職の辞職願を提出したと明らかにした上で、『代表をはじめ執行部は大いなる責任がある』と語った」
小沢・野田両氏の会談が国会内で行われることは、フジテレビが同日午後4時4分、「【独自】立憲・野田代表と小沢一郎議員が会談へ 参院選の結果など巡り協議か」という見出しで、「複数の関係者によると、野田・小沢両氏は午後5時頃から国会内で会談し、終了後に小沢氏が記者会見を開く予定」であることを報道していた。
会談は数分間で終わったようで、終了後に小沢氏は会見を開いた。
フジテレビは、小沢の会見を次のように報道した。
「会見で小沢氏は、自らが務めた参院選の総合選挙対策本部でナンバー2にあたる本部長代行について、『辞職願を提出してきた』と述べた上で、『野田代表から選挙を手伝ってくれと言われた立場だ。これ以上、私も選挙に関わるのは限界であり、これで無罪放免にしてもらいたいという思いで申し上げてきた』と説明した。
そして、立憲が参院選での獲得議席が改選前と同じ22議席にとどまったことについて、『自公に代わる受け皿となりえなかった。敗北だ』と強調した上で、『責任の一端を私も担っていると思うが、代表をはじめ執行部は大いなる責任がある』と述べた。
さらに、参院選で躍進した国民民主党や参政党の次の衆院選での対応について、『全選挙区で候補者を立ててくることは、ほぼ今の状況で判断すると間違いない』との見方を示した。
その上で、『立憲民主党は選挙の強い人でも非常に難しくなる。極端に言えば全滅しかねない』と危機感を示した」
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