… … …(記事全文6,660文字)参院選が始まったところで2つの「チョンボ?」が話題沸騰。ひとつは、注目の参政党の第一声が波紋を呼んだ箇所を動画配信で映像の乱れ。もうひとつは、田久保市長の学歴詐称疑惑。東洋大で思い出される大物政治家
◆〔特別情報1〕
参院選の火ぶたが切られ、各党首が第一声を発するなか、人気急上昇中の参政党の神谷創介代表が勢い余ったか、躓いてしまったようだ。
毎日新聞は3日、「参政党の神谷代表『高齢の女性は子ども産めない』 公示第一声で言及」という見出しをつけて次のように報道した。
「参政党の神谷宗幣代表は3日、東京都内での演説で『高齢の女性は子どもが産めない』と述べ、若い女性が子どもを産みやすくなる社会の実現を訴えた。YouTubeの公式チャンネルの動画では、発言の該当部分が視聴できない状態になっているが、同党は『炎天下による機材トラブル』としている」
注目度が上がっているだけに、ネット上では「子供を産めない」「出産適齢期」といった関連ワードが続々とトレンド入りして波紋を呼んでしまった。
その後、街頭演説の模様を配信した動画では、一部映像の乱れがあったと謝罪、公式Xでは「【お詫びとご報告】」として、「本日10時30分より銀座三越前にて公式YouTubeにて配信いたしました代表神谷宗幣の『第一声』につきまして途中、炎天下による機材トラブルのため、一部映像が乱れる箇所(該当時間:00:21:32~00:22:05)がございました」と報告。「ご視聴いただいた皆様には、お見苦しい映像をお見せしてしまいましたこと深くお詫び申し上げます」と謝罪したということだ。
毎日新聞の記事によると、「神谷氏は演説後、記者団に発言の真意について問われ『生物学的に女性はどこかで限界が来る。適齢期に子どもが産める世代の女性に一人でもたくさん産んでもらえば出生率が上がっていく。そういう物理的、生物学的な話をしただけだ。(出産の限界は)何歳とか、そういうのはない』と語り、発言の撤回はしなかった」
言っていることは間違いではないとしても、これまで幾度となくあった自民党議員の問題発言と同じで、女性を「産む機械」「産む装置」として見て、同時に女性を「若い・産める」「高齢・産めない」で分類し無意識にファイリングしている政党なのだということを、知らしめてしまうこととなった。参院選では、参政党は全選挙区に候補者を立てているが、発言からいっても保守票を狙っているとみえ、各選挙区で自民党の岩盤支持層である保守票を参政党が取り込んでいくことになるのだろう。
では、参政党がどこまで議席を伸ばすことができるのかだが、自民党内部の事情通は次のように語った。
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