… … …(記事全文6,307文字)野田代表がいう「不信任可決『確信なし』」は、完全なはぐらかし。回避したかったのは「政治空白」ではなく「不信任可決」だった。これにより野田代表は「政権交代」に対する熱量のなさを自ら示してしまった
◆〔特別情報1〕
やはり立憲民主党の野田代表は、内閣不信任案を見送った。裏を返せば、石破内閣を信任したということである。
共同通信は「野田氏、不信任可決『確信なし』 責任ある態度強調」という見出しをつけて次のように報道した。
「立憲民主党の野田佳彦代表は19日、国会内で記者会見し、内閣不信任決議案を提出したとしても可決できる確信はなかったと明らかにした。『可決できたかどうかは出してみないと分からなかった。賛同する党があったのかどうかよく分からない』と述べた。提出見送りは弱腰だとの指摘に対しては、悪化する中東情勢を挙げ『危機管理に関わる問題だ。弱腰ではなく、責任ある態度だ』と強調した」
「可決できる確信はなかった」ということだが、野田代表の本心は「可決されたら困る」だろう。出せば、可決する可能性が高かった。いま、石破政権を実質的に支えているのは、立憲の野田代表と維新の前原代表の二人であるといわれ、しかも、この流れは、5月11日に決まっていた。
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