… … …(記事全文5,637文字)50年に1回の政局突入のなか、国民民主は不倫問題続出でほころび始め、キャスティングボートを握るはずが、その立ち位置で迷走、勢いに陰りが出始めている。トドメの不倫問題が出れば参院選は逆風となるか?
◆〔特別情報1〕
「国会終盤、とんでもない政局になると思う」「50年に1回の大きな政局になるかもしれない」と発言したのは、国民民主党の榛葉幹事長だ。ところがいま、その50年に一回の政局に突入していくなか、国民民主党はほころびが出始めた。キャスティングボートを握るはずが、その立ち位置の見え方にこだわり迷走し始めている。
時事通信は22日、「国民・玉木氏『政策同意なら政権参加も』 夏の参院選後の対応巡り」という見出しをつけて次のように報道した。
「国民民主党の玉木雄一郎代表は22日の記者会見で、参院選後にいずれかの政党との連立政権に参加する可能性を問われ、『手取りを増やす。そのために協力できるところとはしていく』と述べ、国民民主が掲げる政策に同意するならあり得るとの考えを示した」
この記事が配信されたのが12時51分、その約一時間後の午後1時54分に早速、玉木がX(旧ツイッター)で次のように反論した。
「時事通信さん、飛ばし過ぎですよ。『協力する』と言いましたが、『政権参加する』とは言っていません。『どこと組むかより何を成し遂げるか』です。これまでと変わらず政策本位でいきます」
しかし時事の記事には、「参院選後にいずれかの政党との連立政権に参加する可能性を問われ」て、玉木が答えた内容だ。連立政権に参加する可能性との質問に、「政権参加するとは言ってないとすれば、質問をはぐらかしたということになる。「どこと組むかより何を成し遂げるか」と言い換えているその本音とは。以下、自民党内部に精通する事情通からの特別情報である。
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