… … …(記事全文4,920文字)自民党内は大混乱している。「石破降ろし」を画策してきた麻生太郎が、「石破延命」に舵を切った。衰退する自民党の延命のためであり、同時に「中国延命」のためでもあるという。驚愕の方針転換で日本はどうなるか
◆〔特別情報1〕
これは自民党内部に精通する情報通からの特別情報である。
自民党内はいま大混乱している。トランプ関税に対して混乱しているのではない。「石破降ろし」を画策してきた麻生太郎が、石破政権の延命に舵を切ったからだ。しかも、その理由に驚く。トランプ関税が理由ではなく中国が理由だという。ざっくりいえば、「石破延命」は「自民党延命」のためであり、同時に「中国延命」ということでもあり、驚くべき水面下の動きが伝わってきた。
まずは前提となる背景について記しておこう。時事通信は2日、「日中議連、27日から訪中 懸案解決働き掛けへ」という見出しをつけて次のように報道した。
「超党派の日中友好議員連盟(会長・森山裕自民党幹事長)は2日、中国・北京を27~29日の日程で訪問すると発表した。自民、立憲民主両党などの国会議員15人が参加する予定で、中国要人との会談を調整している。森山氏らは石破茂首相が目指す早期訪中に向けて地ならしを進めるとともに、日本産水産物の輸入再開など両国の懸案解決を働き掛けたい考えだ」
超党派の国会議員でつくる「日中友好議員連盟」は、今年1月31日の総会において、昨年引退した二階俊博の後任として自民党の森山裕幹事長が新会長に決まっていた。その森山は国会議員15人を連れて訪中する。議連事務局長の小渕優子も参加するという。
購読するとすべてのコメントが読み放題!
購読申込はこちら
購読中の方は、こちらからログイン