… … …(記事全文6,351文字)世界大潮流のなか、米国・中国に見放されたパキスタンは、かつてのエジプト「キャンプ・デーヴィッド合意」のようにイスラエル承認に動き始めている。これが第三次世界大戦への導火線になる危険性をはらんでいる
◆〔特別情報1〕
今月11日にパキスタン南西部バルチスタン州で起きた列車乗っ取り事件は、日本のメディアでも取り上げられたものの、その後の続報は取り上げられていない。当初この襲撃は、中国が進める「一帯一路」政策によるグァデル港開発が、いわゆる「債務の罠」に陥っていることに対する大きな不満が、列車襲撃テロに繋がったと見られていた。
時事通信は17日、「列車乗っ取りに衝撃 テロ増加、米軍武器流入指摘も―パキスタン
」という見出しをつけて次のように報道した。
「事件は11日に発生。バルチスタン州の分離独立を目指す過激派「バルチ解放軍(BLA)」が440人を乗せた列車を襲い、乗客を人質に取った。治安部隊が襲撃犯33人を殺害して制圧。BLAによる犠牲者は民間人を含めこれまでに31人に達した。
BLAは当局を標的にしたテロに加え、中国の巨大経済圏構想『一帯一路』の下で開発に当たる中国人技術者への襲撃も目立つ」
ところが、現地ジャーナリストからの取材によると、異なる真相が判明してきている。以下、トランプ政権のスピーチライターチームのメンバーと連携している外国人記者からの特別情報である。
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