… … …(記事全文4,656文字)旧二階派は「民」グループと「官」グループの二つに割れ、「官」グループは麻生派に合流。それを機に麻生は高市を見限りコバホークに目をかけている。さらに、旧安倍派も取り込もうと、ある秘策を考えている
◆〔特別情報1〕
自民党内部に精通する事情通によると、麻生が高市を見限り、コバホークこと小林鷹之に目をかけていると一部報道されたが、その情報は本当であるらしい。それも3月3日付で「今日、見限った」という話として筆者のもとに伝わってきた。
ただし一足先に、週刊現代が2日、「もう高市早苗は用済みなのか…麻生太郎が「石破おろし」を見据えて目をかける『若手総裁候補』の名前」という見出しの記事がWEB上に掲載され、次のように報じている。
「名前が挙がっているのが、若手ながら総裁選で5位に食い込んだコバホークこと小林鷹之氏だ。麻生氏が親子で会頭を務めた日本青年会議所(JC)の関係者が打ち明ける。
『麻生さんはJCの出身者で構成される素淮会という地方後援組織を持っています。九州素淮会、中国素淮会、東海素淮会があり、全国からおカネを集めることができる。麻生さんがその素淮会の幹部たちに、「小林のために組織を作ってやれ」と言っているそうです』
サラリーマン家庭出身で、資金力が心もとない小林氏を気にかけているというのだ」
もともと麻生は石破降ろしのために高市を担いただのである。この点についても週刊現代は、「すでに高市からは心が離れた」と麻生派の若手議員の言葉として記述。一方、自民党内部に精通する事情通はさらに、「高市は口が立つ分、言い過ぎて暴走する。麻生にとってもそこを問題視していたようだ」と語る。しかも、背景はそれだけではない。旧二階派「志帥会」重鎮は、二階派分裂と関連し、次のように解説する。以下、特別情報である。
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