… … …(記事全文3,701文字)永田町は既に、自公過半数割れも見据えた水面下の駆け引きが活発化。再編含みの極秘会談も行われ、いずれにせよ政界は大混乱となる。「国乱れて忠臣現る」となるか。日本の未来が決まる
◆〔特別情報1〕
永田町は既に、自公過半数割れも見据えた水面下の動きが始まっている。
自民党二階派「志帥会」重鎮も、これに近い水面下の話を滲ませていた。とにかく、自公過半数割れとの情勢に、いままでになく動揺している様子だ。野党側が過半数とるとなると、どうするか。本当にそういう情勢なのか、何かいい手立てはないかと、いつになく慌てている。実際には、蓋を開けてみなければわからないとはいうものの、自公にとっては、日を追うごとに情勢は悪化しているといえる。極めつけは、非公認候補者の支部への活動費2000万円の支給だ。赤旗はこれを「裏公認」と言い、国民民主党の玉木代表は「ステルス公認」と言った。また、多くの大手マスコミはこれを「偽装公認」としている。
ただし、選挙の結果は蓋を開けるまでわからない。自民党内には、楽観論も多く残っている。というのは、投票日前日のこの土曜日からは、NPBの日本シリーズとMLBのワールドシリーズがともに始まる。大谷翔平の活躍にも目が離せず、有権者の意識は「裏金選挙」よりも野球に目が向き、それが選挙に大きく影響するだろうと、自民党楽観論者は見ており、過半数割れはしないという。
自民党の楽観論者の票読みでは、最終的に無所属や非公認で当選した人をかき集めるので、自民226議席、公明27議席で、自公で253議席くらいはいくだろうと見ている。ちなみに、日本保守党は4議席、国民民主党は15~20議席、れいわは6議席。激戦区といわれている選挙区の当落を、優勢と読むか、もしくは劣勢と読むかで、過半数の攻防は変わってくる。本当に蓋を開けるまではわからない。しかし、水面下では国会運営が難航することを見越した駆け引きは活発化しており、再編含みの極秘会談も行われているのは確かだ。
以下、政界内部に精通する情報通からの特別情報である。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)