… … …(記事全文4,825文字)「しんぶん赤旗」の大スクープ「裏金非公認に2000万円」で選挙終盤の流れは決まった。石破首相「報道に憤り」と逆ギレしても、最初から最後まで「裏、裏、裏の自民党政治に決別」の「裏金選挙」なのだ
◆〔特別情報1〕
選挙戦終盤の流れは、紛れもなく「しんぶん赤旗」スクープ「裏金非公認に2000万円」に持って行かれたといっていい。
選挙戦初日、八王子に立った立憲の野田佳彦代表の第一声は、「裏、裏、裏の自民党政治に決別しよう」だった。意図して3回言ったのかはわからないが、自民党には3つの裏があることが露呈した。まずは自民党の「裏」組織といっていい旧統一教会との関係。そして、今回の選挙の最大の争点となった「裏金問題」。3つ目の最後は新たな「裏」、非公認とした「裏金議員」の支部への2000万円支給である。原資は税金から支給される政党助成金からの、「裏」の公認料だ。
この3つ目の「裏」の公認料について森山幹事長は、党勢拡大が目的だと説明し「候補者に支給したものではない」と苦しい弁明をし、石破首相に至っては「報道に憤り、負けるわけにいかない」と逆ギレである。支給された非公認候補者たちの言葉も「裏金問題」のときを彷彿させるものばかりだ。これで、投票先を決めていなかった無党派層の投票先は決まったといっていい。やはり今回の選挙は、最初から最後まで「裏金選挙」だったということである。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)