… … …(記事全文4,748文字)「改革」を旗頭としてきた大阪維新の会が、62年以上も総務官僚の知事が続いてきた兵庫県に、やはり総務官僚の斎藤氏を推薦したこと自体が失政の始まり。斎藤知事は維新に辞職についてある交換条件を示していた
◆〔特別情報1〕
NHKは18日、「兵庫斎藤知事”議会解散も排除せず検討”不信任決議案可決なら」という見出しをつけて次のように報道した。
「兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑いなどで告発された問題で、県議会では、自民党や維新の会など5つの会派すべてと無所属議員、あわせて86人の議員全員が知事に対し、直ちに辞職するよう求めています。
そして、定例議会初日の19日の本会議までに辞職要求に応じなければ、不信任決議案を共同で提出し、19日中に全会一致で可決する方針です。
斎藤知事は18日、記者団に対し『このような状況になり、県民や県議会などに申し訳ない』とする一方、『物価高騰対策などの補正予算案を成立させることが大事で、県政の歩みを止めずに進めていくことが私の責任の果たし方だ』と述べ続投に意欲を示しました。
その上で不信任決議案が可決された場合の対応について『議会側からの決断になるので、私も重く受け止め、どういう選択肢がとれるのかきっちり考えていくことが大事だ』と述べ、議会の解散も排除せず検討する考えを重ねて示しました。決議案が可決された場合、斎藤知事は10日以内の議会の解散か失職かを選択することになります」
2021年7月の知事選で斎藤氏を推薦した維新だったが、共に推薦した自民党が斎藤知事を見限ったことから、維新に対する世論の風当たりが悪くなり、最後は辞職要求をするに至っていた。しかし、頑として首を縦に振らない斎藤知事だったが、ある条件を呑んでくれれば辞めてもいいと維新に語っていたという。その条件とは、何か。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)