━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2023年2月1日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 金銀相場の動きに先駆けて、米国金融制度の崩壊が、誰の目にも見えるようになってきた。バンク・オブ・アメリカでは、預金額が減っていることに顧客が気づいて大騒ぎになっている。こういうのを「Haircut」という。(satoko女史) ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 本日も、在米30年超の個人投資家satoko女史からのトップ情報である。 今年のダボスの会議には、独立系ジャーナリストの日本人女性も来ていて、クラウス・シュワブに雪道の路上でインタビューを試みている。シュワブとどっこいどっこいの英語なので、インタビューにはちょっと苦しい所だったろうが、シュワブは日本の大手マスコミの記者でないことを確かめてから無視した。ダボスの会議場の建物の中で取材するには、招待が必要なので、反体制派は路上で取材するしかない。トランプ政権の時には、トランプの紹介でアメリカの独立系の保守派ジャーナリストもプレス・パスをもらっていた。今回カナダのインターネット・ニュースのお兄さんたちは、ファイザーCEOのブールラに路上で突撃取材をして、29の質問をしているが、何も返事はなかった。グレタ・テューンベリも質問され、非常に気味悪いヒステリックな笑いでごまかしていた。あれは、頭は空っぽで、脚本を暗記しているだけだ。確か母親はオペラ歌手だから、その血筋か。祖父がソロスというが、どのような家系図になっているのか、私は知らない。ダボスはもともとスキー・リゾートとして有名で、スキー・シーズンの最中にこの会議のために世界中から人が集まって来るのだから、スキー客には迷惑だが、宿泊施設は大儲けだ。本会議でなくて、フリンジ・イベントなら開催が簡単なので、あるブロックチェーンの会社から毎年ご案内が来ていたが、スキー客用のシャレーに1名につき1週間で60万円位だった。相部屋で、バス・トイレは共用だ。ダボスの通常のホテルは1泊数十万円からだろう。だから、ダボスはとにかくお金がかかるという評判だったが、昔はそれでもみんなツテを頼って出席したがった。 その今年のダボスでの最大のショックは、サウジアラビアの財務大臣による会場での発言だ。日本の首相がお得意の、会議場の廊下でどこかの首相と「立ち話」をして、「会談」をしたと自慢するのとは訳が違う。サウジは、今後、石油代金の決済に米ドル以外の通貨も受け入れるという内容の宣言だ。これで、ペトロダラーの終焉が決定した。中東諸国、ロシア・中国を始め、多くの国の支持があるとは言え、それを敵の本陣で発表してくれて、勇気あるサウジアラビアよ、感謝する。サウジアラビアは、この決済にCBDC(中央銀行デジタル通貨)の使用も考慮中と言う。スイスはハザール犯罪者集団の本拠地だが、去年、ロシアからゴールドを17億ドル相当輸入した。これは、2010年代の水準に戻ったということだ。また、インドは、政府がゴールド取引の規制を強化したため、インドでは「貧乏人のゴールド」と呼ばれていたシルバーを買う動きに転じ、史上最大の輸入量となった。金銀相場の動きがこのところかなり激しいのは、上昇の時までカウントダウン状態になってきたからだ。この2月中か3月初めかと思うが、上下を繰り返す中で、あちら側の人たちも大きく儲ける機会を作るのだろう。もともと、ロシアにはゴールドが2400憶ドル相当あったが、酔っ払いのエリツィン大統領がスイスに移した。それをプーチンがロシアに戻した。そのプーチンはロシアの7つのハザール金融家を潰したので、まさにハザールの敵なのだ。ハザールとしては、父祖の地ウクライナを舞台にロシアを殲滅したかったのだ。 ◆〔特別情報2〕 金銀相場の動きに先駆けて、アメリカの金融制度の崩壊が、とうとう誰の目にも見えるようになってきた。銀行が預金者のお金を盗むのは、ウェルズ・ファーゴ銀行が長年やっていたのが、先年みつかって大騒ぎになったが、バンク・オブ・アメリカでは、預金額が減っていることに顧客が気づいて大騒ぎになっている。こういうのを、「Haircut」という。チョキチョキと少しずつ切り取られるのだ。インターネットで話題になったのは、バンク・オブ・アメリカの某支店に、預金口座からお金が消えていると行列ができている動画だ。銀行取付が起きている。これは何となくやらせの動画のような気もするが、消えた金額は1400ドルとかなので、全額ではない。キプロスのようなことがアメリカでこれから起きるのだが、今のところ、アメリカでは10万ドルの保証額を超える金額について、一律に何パーセントを銀行が盗む、という訳ではないらしい。FDICという銀行預金の保険機構の原資なんて、もともと保険がカバーする金額の1パーセントもないので、これもハザールの金融詐欺の一種だ。そんなのを頼りにするのは、バカだけだ。それより、金銀の現物をコイン1枚でも買った方が賢明だ。フランスで年金デモが起きているが、アメリカも年金が消えるだろう。ただし、ハザールの金融詐欺制度から、全く新しい経済制度に移行すれば、貨幣制度も現物の裏付けのあるものになる。普通の人が、それを受け入れるまでには、ちょっと時間がかかるだろうが、新制度になれば、失ったお金は預金にせよ、年金にせよ戻って来るはずだ。銀行と言えば、SWIFT(国際送金のメッセージ・システム)が、銀行から仮想通貨の取引所への少額の送金(10万ドル未満)は、2月から停止すると発表した。これは、普通の人に将来の通貨である仮想通貨を持たせなくするための企みだが、ハザールの最後の悪あがきだ。 それ以外にも、金融制度崩壊のドミノ崩しの一枚目は、日本銀行のイールドカーブ・コントロールの撤廃ではないかという議論もあるが、バンク・オブ・アメリカの預金泥棒は現実に始まっている。それから、デリバティブ商品というハザールの巨大詐欺がいったん正体を現せば、これも実体など何もない幻想だったことが、情報は瞬時に世界を回る中で、デリバティブ相場があっと言う間に崩壊する。24時間は無理としても、数日の間に勝負はつくと思う。それからドミノはダダダダダーッと崩れていくのだ。本当に見ものだ。ただし、その被害者にならないためには、現物の資産を持っていることだ。金銀の現物を持っていない人は、早く買おう。それから、多分、仮想通貨も生き残るものはこれからますます有用になっていくので、ビットコインでもイーサーでも少し買っておくといい。また、いくら米ドルの終焉とか言っても、混乱の時期の何か月かは、水・食料や日用必需品のような現物の資産とともに、現金も必要だ。崩落への準備というのは、結構、大変だ。… … …(記事全文5,391文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)