━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2023年1月31日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 世の中の大変動は、良い方向に進行している。ダボスも笑い者になった。世界中の指導層・セレブの半分が出席しなかった。クラウス・シュワブと同類と思われるからだ。そして、ウクライナ戦争も終盤だ。(satoko女史) ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは、在米30年超の個人投資家satoko女史からのトップ情報である。 世の中の大変動は、良い方向に着実に進行している。この1月は、大事件が沢山あった。あのダボスも笑い者になった。大イベントに出席するために大金(1人300万円位だと思う)を払った世界中の指導層・セレブの半分が、結局、出席しなかった。クラウス・シュワブと一緒にいる所を見られると、同類と思われるからだ。ほんの3-4年前とは大違いだ。そして、ウクライナの戦争も終盤だ。ウクライナのエネルギー・インフラと軍事施設に対する、ロシアの攻撃は、昨年の10月10日から毎日のように続いている。それに対して、例えば、キエフ市民の多くは最初、地下鉄駅に避難していた。ソ連時代の地下鉄駅は、核シェルターにもなるように頑丈に建設されている。しかし、ゼレンスキーが地下鉄駅入り口を封鎖して、駅を防空壕として使用できなくした。そのため、市民は一般の地下壕に空きが出るのを待って、寒さの中、長蛇の列を作っている。もっとも、ロシアのミサイルよりも、整備が全くできていないウクライナの防空システムの方が、市民への被害が大きいのもわかっている。 ウクライナのナチス式洗脳で頭がおかしくなっているウクライナ国民でも、ウクライナ独立後のペラペラの建造物と違い、ソ連時代の遺物を信頼している。そう言えば、モスクワの地下鉄駅は芸術作品のように立派で美しく、悪臭のするごみ溜めのようなニューヨークの地下鉄駅と対照的だ。さすが国際金融連合は、ニューヨークの労働者階級が使う地下鉄などに、余計なお金を使わなかった。去年の5月を思い起こせば、マリウーポルのアゾーフ製鉄の地下施設で人質になった人も、「アゾーフの地下はソ連が作ったから、絶対に安全だと思って入った」と言っていた。 そして、今は「冬将軍」だ。英語ではGeneral Winterと言う。これは本当に有能な将軍なのだ。1月に入って、ロシアの今回の戦役の参謀本部の組織替えがあって、ゲラシモフの下に、スロビキン将軍ら3人が配置された。スロビキン降格の憶測もあったが、結局は、今回のウクライナでの特別軍事行動の拡大によるものだった。ロシアの大攻勢が冬将軍の下に始まったのだ。この半月以上、ロシアは前線の集落・村を毎日、制圧して管理下に置いている。バハムート(ソ連時代の旧名はアルティオモフスク)を陥落すべく、ロシアの傭兵会社ワグネルが夏から健闘しているが、バハムートの前哨戦として、とうとうソレダルを制圧した。その作戦に参加した傭兵たちには、ソレダル制圧記念のメダルが与えられた。(普通の合金のメダルで、どう見ても銀ではなかったのが残念。)ワグネルのことは、ロシアのソーシャル・メディアでは、「オーケストラ」とか「ミュージシャン」とか呼んでいる。このソレダルという地名は、日本で言ったら「塩山」だ。巨大な岩塩の鉱山があり、ワグネルの社長のプリゴージンは、ソレダル制圧後、その塩山のトンネルの中でビデオに収まっている。それと同時に、その地下トンネルが、第一次世界大戦以来、兵器庫として使用されていたことも、ソーシャル・メディアで書いていた。私の憶測だが、この地下トンネルをたどると、人身売買、アドレノクロム工場、内臓移植用の臓器狩り工場、兵器の密輸などに使用されていた地下トンネルに行き着くだろう。真実がわかるまで、時間の問題だ。このプリゴージンは、さすがにビジネスマンなので(トランプのようなものだ)、ワグネルの戦果発表なども、非常にスマートで、要するに、マーケティングがとても上手で、ロシアの次の大統領にという声さえある。ロシアはもともと正教なので、クリスマスは1月6日の公現節なのだが、ロシアのクリスマスは1920年代に共産主義政府により新年に移動され、サンタクロースでなくて、Ded Moroz(厳冬おじさん)と名前も替えられた。今年の新年を迎え、プリゴージンは、ウクライナの戦争捕虜をミカンの箱をもって慰問している。一部屋に5人位いたが、そのうち1人が15才位にしか見えないので、私も心配したのだが、プリゴージンが年齢をたずねると、18才という答えが返ってきた。 ◆〔特別情報2〕 ウクライナは、このバハムート(アルティオモフスク)方面で、大量の戦死者・負傷者を出している。この地で、すでに数万人が戦死している。毎日、大隊が2つ消えていく勘定だという。そのバハムートは、時間はかかったが、ワグネル傭兵隊の大奮闘でロシア側が完全包囲達成まであと一息だ。ウクライナ軍兵站路の高速道路は抑えて、細い道路しかウクライナ側は使えない。この細い道路もすでにロシア側は火器を使って制御している。もうすぐ、去年4月・5月のマリウーポルの再来だが、ゼレンスキーから撤退の命令は出ていない。その戦死者・負傷者の補充には、新たに徴兵した人たちが送り込まれている。その徴兵のやり方が狂暴になっている。自宅に召集令状を持って行っても、誰も玄関に出てこないので、ショッピング・センターや駅や路上で召集令状を書くのはもう、何か月もやっている。最近は、路上で徴兵して、その場で、軍のバンや警察のパトカーに引きずり込んでいる。海外に避難したウクライナ人のリストも外国政府に提出を要請しているので、これも対象になるだろう。それに対して、政府高官や金持ちの息子は医者に徴兵免除の書類を書いてもらい、兵隊になることはない。徴兵はキエフや西部のリボフでもやっているが、少数派のロシア系とハンガリー系の殲滅を目的とすることが、最近はあまりにも明白になっている。ハリコフやトランスカルパチアでは、成年男子がいなくなりそうだ。みなそれぞれ事情はあるだろうが、戦場のハリコフにまだ残っているというのも、部外者からは理解しがたい。それに対して、緒戦の頃は2-3万人いたウクライナ側の外国人傭兵は、戦死したり帰国したりで、だいぶ減っているが、まだ戦っている者も、ワグネルのいる地域からは、こそこそ逃げ出しているそうだ。アゾーフ大隊も、国土防衛隊に組み入れられ、バハムート前線に送り込まれている。それにしても、ドローンから手榴弾が落とされて、塹壕の中のウクライナ兵が死んでいく様子を、毎日、毎日、インターネットで見ていると、ゼレンスキーはもしかしたら、ロシアとウクライナの両方から命令されているのではないかと思う。ゼレンスキーにしても、ウクライナのゲッペルスだったアレストービッチにしても、長年、モスクワで大活躍していて、それぞれ、ロシアのお笑いの世界、PRの世界では有名人だった。その時に、将来の東部ウクライナ奪回作戦に備えて、ロシア側にスカウトされていた、というのもありかなあ、と最近思い始めている。ウクライナ国民がチャウシェスクのように、ゼレンスキーを処刑するか、というと、洗脳があまりにも深すぎて、それはないのではないか。… … …(記事全文6,404文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)