━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年12月24日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊) 第7章 小沢軍団の豪華な顔触れと実力 憲法改正を期待する ─────────────────────────────────── 西村真悟衆議院議員は、船田元衆議院議員(元経済企画庁長官)が、会長を務める「日本の総理大臣の資質を考える会」のメンバーの一人として、副会長の任にあった。この会は、どういった人物が、一国の最局指導者としてふさわしいかを考えようというのを設立の趣意としている。西村真悟衆議院議員のほか、新井将敬、石破茂、太田昭宏、鮫島宗明が副会長を、山本拓が幹事長を、高市早苗が事務局長をそれぞれ務めている。メンバーは総勢計七十一人である。 村山富市首相を政権の座から引きずり下ろした後に、新進党の党首である海部俊樹元首相を推そうという会ではない。湾岸戦争のとき、強力な指導力を発揮できなかった海部俊樹元首相は、新しい時代を担う資質がないという認識で、会のメンバーは、一致していた。 衆参両院での首班指名投票については、メンバーの多くが、党派の決定にあまり縛られたくないと思っており、むしろ、首相公選制を望んでいた。しかし、これは、憲法を改正しないと実現できない。だから、自分たちが所属している新進党が海部を首相候補者として立てたとしても、自民党が橋本龍太郎を立ててきた場合、「日本の総理大臣の資質を考える会」としては、橋本龍太郎に投票する可能性もあるとすら考えるメンバーも少なくなかった。 しかし、党首選挙に当たり、会のメンバーは、小沢一郎と羽田孜の二つに分かれて、戦うことになった。西村真悟衆議院議員は、小沢一郎について、選対事務局の幹事を務めることになった。 「人間の形ではないか。時代が人間をつくる、人間が時代をつくるという両者があるでしょうけど、時代の流れというものがその形の人間を要求するということは、歴史を見れば明らかなことで、それによって今の歴史の状況から見れば、小沢一郎という型の人間を日本国は要求している」… … …(記事全文3,016文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)