━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年11月11日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 統一教会問題を見据え岸田首相は、口達者な葉梨に難局を任せたつもりが、仇となってしまった。その大混乱の最中、自民党重鎮の訃報フェイクが流れた。フェイクを流したと噂されている人物とは。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 連日、冴えない表情がすっかり板についてしまった岸田首相だが、海外に行ったときだけは生気を取り戻しているといわれている。恐らく、11月11日という日は、岸田首相にとって日本を脱出してリフレッシュできる、待ちに待った外遊出発の日だったことだろう。ところが、11日午後に予定されていたカンボジア、インドネシア、タイ歴訪の出発が延期せざるを得なくなった。死刑執行のハンコ失言による葉梨法相更迭のためである。 まずは、自民党二階派「志帥会」重鎮に以下、話を聞いた。 葉梨は口が達者で、いつも喋り過ぎる。国会の委員会でも、いつも屁理屈をまくしたててきた。さらに警察官僚出身ということもあってか、威張ることがよくあった。そうしたことから、党内からも批判が続出して収拾できなくなっていた。 しかも、葉梨自身が、今回の法相就任について、「今回はなぜか旧統一教会の問題に抱きつかれた」と語っていた。まさに、統一教会を巡る「被害者救済法」に罰則規定を盛り込むことでは、法相は極めて重要な役割を担うことになるため、だからこそ岸田としては、口達者な葉梨に任せたつもりが、返って口達者が仇となってしまった。 あらかじめ決まっていたかのように、斎藤健元農水相が法相に任命された。斎藤健は、衆院千葉7区選出で当選5回。経済産業省出身で、埼玉県では上田清司が知事のもと副知事を務めている。そして第2次安倍政権で農水相を務めた。現在は無派閥だが、派閥解消前の石破派に所属していた。 斎藤健は、相手がであってもズバズバと意見を言い、一人でも戦う気骨のある政治家だ。第2次安倍政権の農水大臣就任中の2018年に行われた自民党総裁選で、堂々と石破支持を表明したところ、安倍応援団の一人から「内閣にいて石破氏を応援するなら、辞表を出してからやれ」と圧力をかけられたことを公表し、騒ぎになったという気骨を示す逸話があるほどだ。葉梨よりは適任だろう。将来の総理候補としても名前があがっており、「総理候補」の世論調査で6位に入っていた。 一方、葉梨は岸田派に所属していることから、岸田派に対する攻撃も強まっている。統一教会問題の「救済新法」にも絡んで、法案成立を快く思わない派閥、要するに安倍派が葉梨降ろしの急先鋒となっていた。ここで、元石破派で現在は無派閥の斎藤健元農水相を起用したことは、よかっただろう。… … …(記事全文4,402文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)