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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

端から端まで自転車で行けるような小さな無人島「南鳥島」は、自衛隊30人が駐屯する世界一の宝の島だった。この小さな宝島に、日本の「失われた30年」を取り戻す「日の丸半導体」の復活がかかっている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年10月31日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 端から端まで自転車で行けるような小さな無人島「南鳥島」は、自衛隊30人が駐屯する世界一の宝の島だった。この小さな宝島に、日本の「失われた30年」を取り戻す「日の丸半導体」の復活がかかっている。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  読売新聞は31日の午前5時、「レアアースの脱中国依存へ、南鳥島沖の水深6000m海底から採掘…技術開発に着手」という見出しをつけて次のように配信した。 「政府は、小笠原諸島・南鳥島沖の水深6000メートルの海底で確認されているレアアース泥の採掘に乗り出す。来年度に採掘法の確立に向けた技術開発に着手し、5年以内の試掘を目指す。電子機器の生産に不可欠なレアアース(希土類)の国内調達を実現し、中国からの輸入への依存脱却を図る。2022年度第2次補正予算案にも、関連経費を盛り込む方向だ。複数の政府関係者が明らかにした。レアアース泥は、レアアースを豊富に含む泥で、12年に同島沖の排他的経済水域(EEZ)の海底でも確認された。同島沖の埋蔵量は国内消費量の数百年分相当と推計される。」  南鳥島のレアアースについて10年ほど前から2021年まで、直接現地に赴き関与していた元自民党関係者に話を聞いた。  報道では、「来年度に採掘法の確立に向けた技術開発に着手し、5年以内の試掘を目指す」としているが、実は本格的な採掘は始まっている。日本は、半導体の技術を手放して、韓国や台湾に渡してしまった。それで日本は成長しなくなってしまった。それまでの日本は、「日の丸半導体」といわれたほど、まさに半導体で成長してきた。その「日の丸半導体」を手放し、そこから日本は「失われた30年」と出口の見えない低迷を続けてきた。ところが、この南鳥島のレアアースの採掘により、ようやく一筋の光が見えてきたといえる。それが、これまでレアアースの世界シェアは、約8割が中国産で世界を席巻してきた。日本の半導体も中国のレアアースに依存し、さらに技術は韓国、台湾に持って行かれたということだった。ようやく、この南鳥島のレアアースで、「失われた30年」を挽回するチャンスが巡ってきたかもしれない。希望の光は、第一にレアアースの質だ。  これまで中国から産出されてきたレアアースと同程度の質のものであれば、日本経済が浮揚する可能性はそれほど高くない。恐らく、純度を上げた超高品質なレアアースを採掘し、これまでにない高度な半導体の製造を見込んでいる。  さらに、純度の高い超高品質なレアアースは、千年掘り続けても枯渇しないとまでいわれている。
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