━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年10月21日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ロシアはイランからミサイルとロケット砲を大量購入。イラン軍が大量ミサイル保有している噂の地下兵器庫付近の空港から10月6日だけでも、イリューシン9機がモスクワ方面に向かっている。(satoko女史) ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは、在米30年超の個人投資家satoko女史からのトップ情報のつづきである。 ロシアはドローンの技術はあるのだが、ロシアのディープ・ステートが作らせなかった。そのため、イランからシャヒードという名称のドローンを大量購入して、飛行機でせっせとモスクワまで運んだ。ゲラニウム‐2(=ゲラン2)とロシアでは名前を変えて、大活躍だ。イラン革命軍の突撃兵も前線に入り、ドローンの操作を指導している。イランは、対外的には、ロシアへのドローン売却に関して、知らぬ存ぜぬを通している。その上、ロシアは、最近、イランからミサイルとロケット砲も大量に購入して、こちらも飛行機で輸送中だ。イラン軍が大量のミサイルを保有しているという噂の地下兵器庫付近の空港から、10月6日だけでも、イリューシン9機がモスクワ方面に向かっている。 ドローンについては、ウクライナ軍はトルコのバイラクタルを大量に持っていた。しかし、先日、ウクライナの軍事産業の重鎮がロシアの偽電話コンビにひっかかり、「バイラクタルは沢山あったんだが、ロシアが最初の1週間で全部撃ち落してしまったんだよ」とバラしたのには、みんな笑った。緒戦で、ドローンの軍事上の必要性をロシア国民がたちまち知るようになり、沢山の個人がドローンを購入して、軍に寄付したという。貯金を全部はたいて、小さなドローンを買って寄付した、5才位の男の子の話も見た。ひるがえって、ウクライナでは、このところ、軍の兵士、警察官などが、ブーンとかなり大きな音を立てて飛んでいるイラン製ドローンを、ライフルで落とそうと必死だが、回りに市民が歩いているので、非常に危険だ。ペローシ訪台の折、人民解放軍のドローンを台湾軍兵士がライフルで撃ち落そうとして失笑をかったが、それでも1機は落としている。ウクライナにある地対空防衛システムは、ロシア軍の大量のミサイル攻撃には対応できない。かえって、ウクライナ軍が発射したミサイルの破片などが落ちてきて、自国民に被害を与えているので、自国民は恐れている。こうして、イランもウクライナの戦争に参戦した。そのおかげで、イランへの制裁はこれから一層進みそうだ。 そのイランに続いて、すでにロシアと軍事同盟を結んで1年以上たつサウジアラビアも、BRICS参加の表明をした。来年はBRIICSSになるのか、他の国も沢山が参加希望しているので、全く別の名前になるのか。サウジアラビアの王族で、MBS(ムハンマド・ビン・サルマン皇太子)の従兄が、サウジアラビアの存続を脅かす西側諸国に対して「いいか、サウジは聖戦と殉教のたまものだからな」とすごむビデオが流布して、石油減産反対、石油上限価格設置の西側諸国はおののいた。途上国は中立かロシア側に回っている。マダガスカルでは、国連総会で外相がロシア制裁に賛成したため、中立性を守らなかったとして、大統領が外相を罷免した。コロナの時も、ニガヨモギのお茶でコロナは治療できると表明した大統領だ。立派な政治家も世界にはいるのだ。 ◆〔特別情報2〕 ところで、ウクライナ側は、ポーランド、アメリカ、イギリス、フランスなどの正規の軍人が入ってNATO軍になっている。それに対して、ロシアは部分的動員として、軍籍にあった者、戦闘経験のある者を動員して、対象者30万人のうち、22万人が動員され、第1次の動員は終了だ。それに8万人近くの志願兵がいるので、30万人は確保している。最近は、ベラルースのウクライナ国境線に、ベラルース軍が集結しており、ロシア兵9千人も戦車や重火器とともに入った。キエフなんて、ベラルースからは目と鼻の先だし、リボフなどの西部地方もポーランドが分捕るとばかり思っていたら、もしかしたら、ベラルースになるかもしれない勢いだ。ただし、ベラルースのルカシェンコ大統領は、アメリカのNBCのインタビューに答えて、「核戦争を避けるために、関係各国が交渉を続けるのが優先順位の一番だ」と言っていたが、NBCはこの部分はカットして編集したものを放送した。インターネットで探せば、インタビューを全部見ることはできる。しかし、NBCは編集により、ルカシェンコは独裁者、軍国主義者という印象を視聴者に植え付ける。こうしたアメリカの三大ネットワークは、広告収入が最近は激減して、CIAから資金援助してもらっているが、視聴者はとっくに見放している。… … …(記事全文4,534文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)