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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

新たにロシアに帰属したドンバス2共和国、ザポロージェとヘルソンの4地域で、10月20日から戒厳令がしかれた。戒厳令の内容は、この4地域はもう平常時ではなく、戦時体制に入ったということだ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年10月20日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 新たにロシアに帰属したドンバス2共和国、ザポロージェとヘルソンの4地域で、10月20日から戒厳令がしかれた。戒厳令の内容は、この4地域はもう平常時ではなく、戦時体制に入ったということだ。(satoko女史) ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは、在米30年超の個人投資家satoko女史からのトップ情報である。  新たにロシアに帰属した、ドンバス2共和国、ザポロージェとヘルソンの4地域で、本日10月20日から戒厳令がしかれた。昨日、モスクワでプーチンとメドベーデフが参加した安全保障評議会で決定され、直後に連邦評議会が可決した。戒厳令の内容は、要するに、この4地域はもう平常時ではなく、戦時体制に入ったということだ。住民や社会経済・文化施設は疎開、産業は軍需優先、政党・宗教団体の活動停止、不動産は没収可能(代価は支払う)、集会・ストライキ禁止、居住地の選択なし、自動車は検査し移動範囲も限定、兵器・銃弾の販売禁止し没収もある、軍事検閲の導入、ロシア連邦の安全保障を脅かす外国団体の活動停止。さすがにコロナの都市封鎖とは比べ物にならない厳しい内容だ。先週、ロシア防衛相がロシアの軍事ジャーナリストのブラックリストを公表したのは、その伏線だった。  ウクライナ側が兵力を結集していた、南部のヘルソン地区では、ドニエプル川の右岸(西側のウクライナ寄り)に住む住民の脱出が始まっていた。5-6万人が、今週中にドニエプル川左岸またはロシア連邦内の他地域に疎開する。戒厳令の発令と同時に、上記の安全保障評議会(これはロシアの闇政府のフロントと思ってよい。プーチンはそのメンバーでしかない。)で、「特別連絡評議会」というものを創設した。これは国家防衛を目的とする評議会で、今回のウクライナ戦役を指導する立場になるようだ。プーチンの国民への演説で、兵士に早急に装備を配布すると言っていたのは、逆に言えば、今回の動員兵士やドンバス人民軍には、やはり装備が十分に行き渡っていないのだ。  インターネットでは、最近、著名な軍事アナリストが兵士に冬の衣類を送るため、また、ブロガーが志願した弟に防弾チョッキを送ったりするために、クラウドファンディングを行っているので、やはり、兵士の装備は不足しているのだ。すでにウクライナは秋雨が始まり、住民はダウンのジャケットを着ている。ロシア側のPRビデオでは、各兵士に完璧に装備を支給しているように見せているが、それはプロパガンダなのだ。カナダは、ウクライナへの兵器支援として、冬の戦闘服50万組を供与する予定だが、そのうちのどれ位が、ロシア側に闇市場で流れるのだろう。 ◆〔特別情報2〕  先週の月曜日(10月10日)から始まったロシア軍のウクライナ全土の社会インフラ攻撃は、今回はずっと継続している。先週の土曜日には、ロシアの友好国十数か国の在キエフ大使館が、自国民に即時国外退去を勧告した。案の定、その後、キエフや他の都市へのミサイル攻撃が始まった。ウクライナ全土の拠点都市の発電・配電施設を破壊中だが、ゼレンスキーが30%破壊されたと言っていたので、実際は50%以上か。ヨーロッパの夜の衛星写真では、ウクライナはほんのり明るい大都市を除き真っ暗だ。キエフ市内でも、水道断水で、ペットボトル入りの水を買う人の長い列ができている。キエフではこの夏中、いつの通りのナイトライフで毎晩大騒ぎだったが、脳天気な市民は食料や水の備蓄は全くしなかったと見える。先週から、ガソリン不足も深刻で、ガソリンスタンドは数キロの行列だ。
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