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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

山口組系右翼団体員に刺殺された旧民主党の故・石井紘基は、カルト宗教問題に深く取り組み、オウムがロシアに行く前に統一教会が進出し、いつの間にかオウム信者とすり替わっていたと記している。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年8月29日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山口組系右翼団体員に刺殺された旧民主党の故・石井紘基は、カルト宗教問題に深く取り組み、オウムがロシアに行く前に統一教会が進出し、いつの間にかオウム信者とすり替わっていたと記している。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  以前にも書いたことだが、統一教会の核となる中心メンバーは、早稲田大学を中心とした「革マル」だった。早稲田大学が中心だが、南は九州大学から北は東北大学と全国的な「革マル」のメンバーが、統一教会の「原理研」に入って、自分たちの身を守った。彼らは、人間としては非常に真面目で優秀な逸材だったといえる。まいでこそ、保守と統一教会の関係がクローズアップされているけれども、実は統一教会は保守も革新も関係なく、どこにでも入り込んでいった。実際、創価学会にも入り込んでいる。  歴史的には統一教会より創価学会のほうが古く、統一教会の信者を鼓舞するやり方は、創価学会と似ているところがある。初期の統一教会が日本に入って来て、1964年7月16日に宗教法人の認可を受け、そのとき初代会長になったのは元立正佼成会の久保木修己だったこともあって、初期の統一教会は、創価学会に対する批判が随所であった。その影響もあって60年代から70年代にかけて、創価学会から統一教会に信者が流れるケースが意外に多くあった。流れていったメンバーによって、創価学会の折伏(布教)や組織固めの手法が、統一教会にも取り入れられていったといえる。  1992年には桜田淳子など日本の著名人の統一教会への入信による合同結婚式が明らかになったことから、統一教会の霊感商法や合同結婚式がマスコミで連日話題になっていた。  ところが、オウム真理教による地下鉄サリン事件から、統一教会問題はマスコミで取り上げられることは少なくなり、視聴者の記憶からも徐々に消えていった。  しかし、法外な価格で壺などを売りつける霊感商法は、先祖供養を名目としたセミナーなどに形を変えていったが、合同結婚式は「祝福式」などと名称は変遷しつつ、今日まで続いてきている。日本人妻が身元もよくわからない韓国人と結婚させられ、その後、行方不明になっているケースが多々あるというのに、大きな事件となっていない。  本日8月29日に、河野太郎消費者担当相のもと、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題で表面化した「霊感商法」など悪質商法に対応する消費者庁の検討会として第1回「霊感商法等の悪質商法への対策検討会」がオンラインで初会合が開かれた。法外な霊感商法や、多額の寄付やセミナー参加費はもちろんだが、「祝福」と称して身元のわからない人との結婚を強要され、韓国に嫁がされた女性たちの消息についての調査を俎上に乗せるべきである。
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