━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年7月31日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『ロックフェラーに翻弄される日本』(2007年11月20日刊) 第5章 クリントン政権とロックフェラーの「罠」に嵌った日本 地団駄踏んで悔しがったサマーズ財務長官 ─────────────────────────────────── かくしてグリーンスパン議長、ルービン財務長官、サマーズ副長官は、維持させ続けた。だが、日本国民の多くは、彼らの手には乗らなかつた。 日本に超低金利を金利がつかないのに依然として預金を続け、ついに国民金融資産は「1500兆円」を超えるに至った。預金者の大半は、「大東亜戦争」で砲弾の下をくぐり抜け、防空壕に入ってがんばってきた高齢者たちであった。 「たとえ金利はゼロでも、元本を減らしてなるものか」と、しっかり預金を使いもせずに守り続けてきた。高齢者のなかには、預金を日本の国債に切り換えた人もかなりいた。 日本人は、子どものときから、二宮金次郎の「勤倹貯蓄の教え」を叩き込まれ、「バクチと酒と女には手を出すな」とも説諭されてきている。このため、日本人の大半は、株式や投資信託、外貨預金、債券など、上がり下がりの激しい「丁半博打」のような金融商品には手を出したがらない。 アングロサクソンやユダヤ人のように子どものころから、「丁半博打」に慣れ親しんできている民族とはDNAが違うのである。だから、そんな危険極まりない金融商品に手を出すはずはなかった。 そこで、アメリカは次に、ムーディーズやS&Pといった格付け機関を利用して、「日本の国債はボツワナ並み」という情報を流し、信用度を低下させる作戦を打ってきた。国債の信用度が低ければ、国債に投資する日本人はいなくなるだろうという思い込みである。… … …(記事全文1,657文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)