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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

『ロックフェラーに翻弄される日本』(2007年11月20日刊)  第5章 クリントン政権とロックフェラーの「罠」に嵌った日本   日本長期信用銀行をめぐる「秘密」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年7月30日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『ロックフェラーに翻弄される日本』(2007年11月20日刊)  第5章 クリントン政権とロックフェラーの「罠」に嵌った日本   日本長期信用銀行をめぐる「秘密」 ───────────────────────────────────  当時の竹下登は「大きな爆弾」をちらつかせる小沢一郎に脅され続けていた。それは、日本長期信用銀行をめぐる「秘密」だった。  この銀行は、巷でも「竹下銀行」「宏池会のサイフ」などと呼ばれるほど、竹下と密接につながっていた。小沢に大スキャンダルのタネを握られていた竹下は、小沢一郎との関係を修復しておく必要に迫られていた。それを打開する可能性を秘めていたのが、自民党と自由党の連立、すなわち「保保連合」である。それは小沢一郎にとっても、望むところであった。竹下登は「閣僚枠を保証する」「総選挙では選挙協力を」と持ちかけ、小沢一郎も了解した。竹下登は、表向きでは自由党と連立し、裏では公明党と手を組んで、政権基盤を安定させることで、当面は小渕政権を維持しようとしていた。  小渕恵三首相は1999年10月5日に発足した第二次小渕内閣に、小沢一郎率いる自由党を加えて政権の安定を図った。ところが、事態は急変する。小渕恵三と小沢一郎、公明党代表の神崎武法が2000年4月1日夕、首相官邸で会談し、自由党の連立政権離脱問題を協議した。この場には青木幹雄(当時の官房長官)も同席していた。この席上、小沢は三党合意書を提示して、「今国会中に三党政策合意を早期実現すべきだ」と迫った。安全保障基本方針の策定や国連平和維持軍(PKF)の凍結解除などを強く求めたのである。これに対して、小渕首相は、 「今国会でこれを実現するのは不可能だ。その前に、信頼関係が保てない」 と自由党との連立解消を伝えた。この会談の直後、大変なことが起きた。二日午前一時ごろ、小渕恵三が首相官邸で体の不調を訴え、東京都文京区の順天堂大学付属病院に緊急入院。脳梗塞であった。首相はそのまま帰らぬ人になってしまう。 「森さんでいいじゃないか」
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