━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年5月22日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『ロックフェラーに翻弄される日本』(2007年11月20日刊) 第3章 ロックフェラー財団とロスチャイルド財閥の確執 日本も資源エネルギー戦争に巻き込まれる ─────────────────────────────────── 世界の財閥はどれも数百年の時間をかけて発展を遂げてきた。住友財閥は、住友政友(1585~1652)、三井財閥は三井高利(1622~1694)、欧州のロスチャイルド財閥は、ロスチャイルド一世(1744~1812)、三菱財閥は、岩崎弥太郎(1835~1885)、米国のロックフェラー財閥は、ロックフェラー一世(1839~1937)、安田財閥は安田善次郎(1838~1921)、野村財閥は野村徳七(1878~1945)がそれぞれ始祖である。住友は、銅の精錬から両替商を経て金融業へ、三井は、表・呉服商、裏・両替商から金融業へ、ロスチャイルドは金融業から石油などの産業へ、三菱は海運業から金融業へ、ロックフェラーは石油業から金融業へ、安田は両替商から金融業へ、野村は証券業から金融業へ、といった具合に、それぞれ発展を遂げ、十九世紀から二十世紀にかけて財閥化した。この間、資源エネルギーは石炭から石油へと替わり、欧米列強はその権益をめぐって戦争を繰り返してきた。財閥の発展はそういった世界の歴史と非常に密接に関係している。世界の財閥を列挙しようとすれば、真っ先にその名が挙がるのは、ロスチャイルド財閥である、ユダヤ人が始祖となった財閥は、サッスーン、クーン・ロエブ、モルガンなどいくつもあるが、ロスチャイルド財閥はそういったユダヤ人財閥の"総本家"と言えると言える。 [ロスチャイルド財閥]総本家(ロンドン、パリ) [サッスーン財閥]ロスチャイルド財閥の支流(本家はイラクの首都バクダッドに根を張る商人で、後に英国に移った。分家はE・D・サッスーンがインドから中国・上海に進出し、銀行を支配して基礎を作った) [クーン・ロエブ財閥]ロスチャイルド財閥のアメリカ支店(クーン、ロエブ、ウォルフの三人のユダヤ人が、一八七五年にニューヨークに設立したクーン・ロエブ・アンド・カンパニー銀行に発祥) [モルガン財閥]ロスチャイルド財閥の支流(ロンドン、ロスチャイルド財閥が1871年にジョン・ピアモント・モルガンをアメリカ総支配人として送り出して金融業を開始、ウォール街を占領して大富豪となる) ロスチャイルド財閥は、本拠を欧州に置き、世界の富の半分を有していると言われている。元祖はマイヤー・アムシェル・ロスチャイルド(ロスチャイルド一世、1744~1821年)である。1760年にドイツのフランクフルト・アム・マインのユダヤ人ゲツトーで店に「赤い楯」を掲げて両替商を始めた。「赤い楯」は、ドイツ語で「ロートシルト」と発音する。この英語読みが「ロスチャイルド」である。… … …(記事全文3,507文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)