━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年5月21日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『ロックフェラーに翻弄される日本』(2007年11月20日刊) 第2章 デイヴィッド・ロックフェラーとロックフェラー四世の激闘 小泉政権自体が「石油政権」 ─────────────────────────────────── 小泉政権自体が「石油政権」 日本では、ブッシュ政権に遅れること三カ月後の二〇〇一年四月二十六日、小泉純一郎政権が誕生した。実は、ブッシュ政権が"石油・軍需・ゼネコンマフィア政権"だったのは、小泉政権には極めて好都合であった。それは、小泉政権自体が"石油政権"だったと言ってもよいほど、石油業界と緊密な関係にあったからである。 小泉首相の出身派閥である森派(当時、現在は町村派※2022年現在は安倍派)は、経済産業省の前身である通産省のさらに前身、商工省の高級官僚出身であった岸信介元首相以来、資源エネルギー利権を掌握し、新日本石油をはじめ石油業界との関係が自民党派閥の中でも最も深いと言われてきた。 小泉首相は姉の夫・通産省資源エネルギー庁の豊島格元長官が退官してアジア石油やコスモ石油副社長に就任するなど、一族は石油利権と深い関係がある。「泉井石油商事件(石油転売斡旋業者の泉井純一に対し、三菱石油が不当な資金供与を行い、かつ脱税を図った事件)」が表面化した際、小泉元首相は泉井被告から政治献金を受けていたことが暴露されている。 小泉首相が所属していた森派のかつての領袖である福田赴夫元首相は、旧日本石油をはじめとする石油会社をスポンサーにしていた。その息子である福田康夫官房長官(当時、現首相)もコスモ石油の前身である丸善石油で外国部輸入課長を務めていたが、父が首相に就任したのを機に首相秘書官となり、その後、父の地盤を継いで政界入りした。… … …(記事全文3,507文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)