━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年4月6日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ロシア軍は再編成を行い、キエフ方面からドンバス方面に兵員・兵器の大移動を行っている。そこに発生したのが「ロシア軍による地元住民80人の虐殺」というウクライナ軍の偽旗作戦。戦役は情報戦である。(satoko女史) ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは、在米30年超の個人投資家satoko女史からの、「ウクライナ情勢」のトップ情報である。 ウクライナにおけるロシアの軍事作戦で、マリウーポルがほぼ制圧された。最後のウクライナ軍・アゾーフ大隊の最後の砦であった、アゾーフスタール(ヨーロッパ最大級のソビエト時代からの製鉄所)と港湾地区の2か所のうち、残るは港湾地区だけになった。市議会議員はすでに新しい市長を任命して、ドニエツク人民共和国首長のプシリーンの承認を待っている。もっとも、製鉄所の方も、まだ100%制圧ではない。本当なら、ロシアはカリバーを撃ち込めば簡単なのだが、製鉄所は大切なインフラなので、将来のために、なるべく被害を出さないようにしている。先週、ウクライナ側のヘリコプター2機が撃ち落された事件があった。これは、ロシア軍包囲の外側からマリウーポルに向かい、30分ほど着陸した後に離陸したヘリコプターで、ロシア軍は、ウクライナ軍から捕獲したアメリカ製の携行地対空ミサイル「スティンガー」を使用し撃ち落とした。 1機は17人が搭乗しており、2人は生存、逃げようとして捕まった。ヘリコプターはウクライナ軍とアゾーフ大隊の上層部が逃亡用に使用したのだが、実は、計4機あり、2機はマリウーポルに戻っている。ロシア軍が制空権を持っているので、残った2機のヘリコプターは離陸できずにいたところ5日、アゾーフの上層部を乗せ離陸し、たちまちロシア軍に撃ち落された。また、フランス軍諜報関係者が製鉄所に取り残されているという情報もあり、マクロンの最近のパニック状態が説明できる。このヘリコプターに乗っていた可能性もある。(フランスは外人部隊も送り出しているらしく、兵士が逃げ出した時にいろいろ証拠を残している。) また、ウクライナ軍とアゾーフ大隊の関係だが、ウクライナ軍の兵士10人に対し、アゾーフ兵1人が割り当てられ、ウクライナ兵が降参しないように監視している。またこの数日は、この両者の間で、仲間割れの銃撃戦もあった。ウクライナ軍は製鉄所から撤退する時に、いつものことだが、破壊工作もおこなっている。 ◆〔特別情報2〕 マリウーポルの市民は、大多数はこれで外を歩けるようになったが、集合住宅群はウクライナ軍が戦闘の陣地として使用していたため、大被害を受けて、住める状態ではない。3月1日に爆撃が始まり、市民は数日で終わると思っていたら、1か月だ。その間、ウクライナ軍に自宅から追い出され、地下壕に避難。非常に混みあった中を、水・電気・ガス・電話がなく、換気が全くない中を、助け合って生きてきた。水は雨水や雪だ。焚火で煮炊きしたが、男性が外に出て火をおこそうとすると、ウクライナ軍は射撃してくる。何回も繰り返して、やっと焚火になる。また、死者が何人も出た。ウクライナ軍に射殺された人たちや、医療サービスの受けられない老人が多いのだが、埋葬もすぐにはできない。外に出られるようになると、とりあえず、集合住宅の緑地部分に穴を掘って、埋めてある。… … …(記事全文3,715文字)
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