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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

「政権交代より世代交代」を訴える政治家に、超高齢化時代の政治を託す気にはなれない。高齢者を排除する政治家に、「これからの」介護政策をどうして任せられるだろうか。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年11月30日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「政権交代より世代交代」を訴える政治家に、超高齢化時代の政治を託す気にはなれない。高齢者を排除する政治家に、「これからの」介護政策をどうして任せられるだろうか。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  東北の地で、日本の宝・百年に一度の超大物政治家を打倒し、「世代交代の時が来ました。これからのことは、我々これからの人間が責任を持って取り組みます」と岩手3区の勝者は語っていた。「政権交代より世代交代」とのキャッチフレーズで選挙戦を戦ってきたそうだが、「世代交代」をドヤ顔で訴える政治家に、超高齢化時代の政治を託す気にはとうていなれない。これからの時代、「世代交代」、つまり高齢者斬り捨てを叫んだ政治家に、日本の未来が任せられるのかを、じっくり考えるべきだ。「これからのことは、これからの人へ」と街宣し、ドブ板選挙で高齢者に頭を下げて回っていたようだが、つまり頭を下げてまで「高齢者の排除」を頼んで回ったということになる。超高齢化社会の政治に求められるのは「世代交代」ではない。「老・壮・青」バランスよく進めるべきだ。 今日11月30日、立憲民主党の代表選挙が行われる。新しい代表の顔に、世代交代が求められ、重鎮たちのほとんどが表には出ず、推薦人にも名を連ねなかった。若いリーダーが党の顔になることは悪いことではないが、政策においては、これからの時代、高齢者が置き去りにされない社会の実現を目指してもらいたい。  ちなみに、「政権交代より世代交代」を叫んで、百年に一度の超大物政治家と対戦した自民党候補者を支持する組織「日本会議」は、介護の大変さなど、まるで想像できないような青年だけで政治の回す日本を目指し、それを下品な言葉で相手を罵り扇動した。そこに公明党も加担したというから、こうなると、もはや日本は、世も末と言いたい。 ◆〔特別情報2〕 「世代交代」は、百年に一度の超大物政治家と相対戦した岩手3区の自民党候補者だけが叫んでいたキャッチーではない。立憲民主党の若手議員のなかにも、わざわざポスターに「世代交代」と印刷していた前衆議院議員の愛知15区の候補者もいた。選挙区は関西なので、維新の「身を切る改革」に押されたキャッチーだったことがうかがえる。その候補者のホームページのトップページには長々と「世代交代」について訴えてもいた。さらにその候補者について漏れ伝わってきた話によると、「昭和の成功例にすがって何も出来ないような年寄りは引っ込んでもらおう」といった内容のメッセージを選挙仲間に拡散していたともいう。ただし今回の選挙でこの立憲候補者は、小選挙区で敗れ、比例復活も叶わなかった。有権者は賢明に、政治家としての資質を見抜いていたといえよう。 ちなみにこの候補者は、百年に一度の超大物政治家の自由党が国民民主党と合流することを嫌がり、離党した階猛のグループに属している。階猛は、国民民主党に離党届を出す数日前(2019年5月8日)に岩手県総支部連合の政治資金を、新しく設立した自身の政治団体に移して持ち出し、百年に一度の超大物政治家から訴訟を起こされ、いまだ解決していない。
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