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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

維新の代表選は行われないこととなり、松井代表続投でいまが頭打ち。立憲の代表選は無名で盛り上がらないといわれるも、実は日本の命運を定める重要な選挙となる。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年11月29日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 維新の代表選は行われないこととなり、松井代表続投でいまが頭打ち。立憲の代表選は無名で盛り上がらないといわれるも、実は日本の命運を定める重要な選挙となる。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  維新の片山虎之助が体調不良で倒れ、維新の共同代表を降りて参議員も辞職した。そのなかで、維新の代表選は行われないこととなり、結局、松井一郎代表の続投が決まったという。しかし、松井は国会議員ではないし経験もない。今回の衆議院選挙では、維新に登録しただけで当選した人が大半で、自力で当選した人はほとんどいないといえる。つまり議席の数は躍進したといっても、結局たいした党ではない。小選挙区で当選したのは大阪の16人だけ。あとの25人はみんな比例での当選であり、大阪の小選挙区当選16人も名前が知られているのは、足立康史と馬場伸幸幹事長くらい。それでも、代表選に出ようとはしなかった。  馬場伸幸は、高卒でオージーロイヤル(現ロイヤルホスト)に勤務し、その後、中山太郎の公設秘書、堺市議を経て国政に進出した。橋下徹の側近といわれているが、国会議員としての能力はない。  何かと荒っぽい発言で知名度を上げてきた足立康史は、京都大学工学部卒業後は通産省に入省し、米国コロンビア大学留学の経験がある。馬場とは真逆で、橋下徹とは何かと舌戦泥沼バトルを繰り広げている。しかし足立も橋下の知名度のお陰で、名前が知られるようになったといえる。  国会議員ではない松井代表と吉村副代表を除いて名前と顔が一致するのは、せいぜいこの二人と、参議院議員の音喜多駿といったところだろう。音喜多は、都民ファーストの会の幹事長となり、小池との決別などメディアの露出が増え、名前が知られるようになった。早稲田大学政治経済学部卒業後はLVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ勤務を経て、「みんなの党」から都議会議員となっている。  いずれにしても、今回、議員を辞職した政治的な実力のある片山虎之助を除いて、維新で名の知れた議員たちは、松井や吉村にしても、みんな良くも悪くも、創業者である橋下の知名度と発信力にあやかって、名が知られるようになった人ばかりだ。その他の議員も、橋下のお陰で知名度の上がった松井・吉村の「維新」に名前を登録しただけで当選したようなもの。国会議員としての実力はないということに尽きる。そうなると、やはり維新は頭打ち、いまがテッペンで、今後の伸びしろはない。ましてや国会議員としての経験が豊富な片山虎之助が辞任したとなると、他にしっかりとした経験のある国会議員は一人としてない。地方議員と首長の経験しかない松井が代表で、国政を司る国会議員の通信費を巻き上げ「身を切る改革」だと威張っているのが維新だ。大阪の発展と自身の利権のために、「身を切る改革」で国会議員を支配している構図で、国会議員も維新の名によって当選してきただけに、身を切られながらも松井に従うしかない。しかし、大阪人の押しの強さで、他党まで「身を切る改革」の影響を受けそうになっている。維新という政党をみるとき、所詮は地方政党だということを忘れてはならない。 ◆〔特別情報2〕  立憲民主党の代表選も、無名の候補者でパッとしないと何かと揶揄されまくっているようだが、それも政権におもねるメディア戦略と見れば、次の代表に誰がなるかによっては、間違いなく政権を脅かす野党第一党になり、脅威を感じているとことの裏返しとみることができる。
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