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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

野党共闘ができたのに、負けた。だから、枝野は代表を辞めることになった。大事なことは、枝野が辞めるということ。その一点をもって、野党共闘は大成功だった。次は、自民党が負けて政権交代となる。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年11月17日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 野党共闘ができたのに、負けた。だから、枝野は代表を辞めることになった。大事なことは、枝野が辞めるということ。その一点をもって、野党共闘は大成功だった。次は、自民党が負けて政権交代となる。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  本日も、上皇陛下の側近でMSA資金最終承認者である吉備太秦からの、日本の政治トップ情報である。  問題は、岸田首相のあと、ポスト岸田が誰なのかということだが、林芳正は岸田派のナンバー2でもあり、次は林芳正という見方がある。林芳正は、総理になるために衆議院に鞍替えしたと目標も明確であり、さらに岸田の盟友ということもあって、「ポスト岸田」は林芳正が有力ということは、確かにある。ただし、次も宏池会から総理という流れになると、宮澤喜一のときのように、次の参議院選挙で負けて、参議院では与野党が逆転して、ねじれ国会となる可能性がある。国会運営が停滞するようになれば、その流れで解散に追い込まれて政権交代という可能性が出てくる。岸田文雄政権のあとは林芳正政権になることなく、再び自公は野党になるだろう。維新と国民民主が畳みかける「憲法改正」を争点に、もしかしたら衆参ダブル選挙になる可能性さえある。しかし、ハト派宏池会で憲法改正に弱腰のイメージがある岸田首相で「憲法改正」を争点にした国政選挙は、恐らく勝てないだろう。しかし、ダブル選挙をやらざるを得ないところまで、国民民主と維新はしつこく畳みかけてくるだろうし、自民党のなかも当然、日本会議をはじめ憲法改正をやらなければならないタカ派勢力が多く挑発には喜んで乗ってくる。かつて、宮澤政権に対する内閣不信任案が可決されて解散に追い込まれたときと、同じような状況になるかもしれない。そしてつまり「政権交代」が高まるということだ。  憲法改正の発議には、衆参それぞれの本会議において総議員の3分の2以上の賛成での可決が必要となる。衆参ダブル選挙で国民の信を問うべきだという空気になれば、ハト派宏池会の岸田首相もやらないわけにはいかなくなる。ついつい解散してしまう可能性は高い。しかし、安倍ならともかく、岸田では憲法改正は弱い。来年、その流れになる可能性は十分にある。二階俊博元幹事長をはじめ、政界重鎮たちはそういう方向で動いている。その重鎮たちと、小沢一郎先生は前々からコンタクトをとってきているので、その動きについての情報は当然、小沢先生も把握している。つまり、「憲法改正」というエサをぶら下げた罠ということだ。  維新と国民民主は、罠に利用されているのかというと、そうではない。彼らは「罠」の意識をもっている。特に、維新がそうだ。維新にとって、自分たちが目指す政策において、いまの自民党では出来ないことが多々あるため、実は自公との連立よりも政権交代を望んでいる。何より維新が最も実現したいことは、大阪万博に向けてのカジノ誘致であることは言うまでもない。ところがカジノに関しては、IR議連会長は細田博之衆議院議長であり、超党派とはいいつつ安倍・麻生・甘利の3Aが主導権を握ってきたところがある。維新としては、安倍には大阪都構想で梯子を外された経緯があるだけに、安倍・麻生・甘利3Aのことは信用していない。それだけに、いまの自公政権でカジノの大阪誘致はできないと考えるのも当然であり、だから「憲法改正」で政権交代を仕掛けてくるということだ。その罠に引っかかる、引っかかるしかない岸田政権は、次の選挙で敗北する可能性が十分にある。 ◆〔特別情報2〕  かつて、中曽根康弘、竹下登、宮澤喜一の間で、総理を順番にやろうという約束があった。最後に、宮澤喜一が総理になって、政治改革の機運が高まるなか、政治改革関連法案の成立を目指したが、宮澤自身が政治改革に積極的ではなかったことから、内閣不信任案が提出されてしまう。それに小沢先生たちが賛成にまわり不信任案は可決され、宮澤は解散せざるを得なくなり、そして自民党ははじめて下野することとなった。それと同じようなことが、岸田政権で起きる可能性が高いのだ。岸田も宮澤と同じ宏池会であり、そして同じ広島の出身である。2009年の政権交代のときも、宏池会の麻生太郎が総理で、選挙に敗れ下野した。
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