━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年10月28日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 自公は野党共闘を野合と揶揄するが、自公連立の癒着の構図は「金権政治の自民党」に「創価組織票でたかる公明党」という金権腐敗政治そのもの。共産党が加わる野党共闘とはそこが違う。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは政界事情通からの特別情報である。 甘利明幹事長と安倍晋三元総理の間は、昔からベッタリ。森友学園以外にも、同じような学校関係の土地売買にいくつも関わっている。表に出たら大疑獄事件になるような学校関係の疑惑が少なくともあと4~5件はある。なかには、品川の某校土地問題も含まれている。安倍グループは、学校関係でかなり裏金をとっている。もともと安倍が所属する清和会からは文教族議員を多く輩出してきているだけに、学校関係での裏金ルートはお手のものといわれている。オリンピック利権も清和会だ。 一方、自民党と連立を組む公明党は、2012年12月26日に発足した第二次安倍政権以降、約9年間、公明党から国交大臣を7代連続(第18・19代太田昭宏、第20・21代石井啓一、第22・23代赤羽一嘉、第24代斉藤鉄夫)、一人2代を受け持つ形で輩出してきている。はっきり言って異常である。癒着まみれも甚だしい事態といえる。もっといえば、民主党政権時代を除けば、2004年9月27日の第二次小泉改造内閣から第一次安倍内閣を経て2007年9月26日の福田内閣までの3年間も、公明党から北側一雄と冬柴鐵三がそれぞれやはり二代ずつ(第5.6代と第7.8代)受け持っている。この自公政権癒着の構造は、まさに金権腐敗政治そのものといえる。 安倍・麻生の傀儡である岸田政権が掲げる分配は、安倍・麻生の共謀仲間への分配のことであり、国民への分配ではない。政権を担当すれば、どこにどれだけの財源があるかだいたいわかる。その資金をいかに抜いて、共謀仲間に配って、さらにキックバックさせる。彼らのいう分配はそれしかない。その旨味を味わい尽くしてきて、絶対に手放したくないのだ。だから安倍は「私たちは立憲民主党と共産党に負けるわけには行かない。この組み合わせに負けたら、悪夢の時代に逆戻りする」絶叫し続けている。 公明党も自民党の悪事に便乗して旨味を享受してきた口だ。野党共闘を野合といっているが、自公の結びつきは野合どころの話ではない。自公連立を組む以前のはるか昔から公明党は協力を必要としているとおぼしき自民党議員に目星をつけてはたかり、創価学会組織の票をカネで買わせてきたことは有名だ。それは国政選挙だけではない、地方選挙や首長選挙でも目星をつけては、たかっていく。たかられる自民党も喜んで要請に応じながら裏では、「ガッカイさんは人の米櫃に手を突っ込んでくる」と揶揄し見下していたものだ。自民党と公明党の野合とは、金権政治の自民党に、創価組織票でたかる公明党というカネで結びついた、金権腐敗の構図そのものなのだ。共産党が加わる野党共闘とはそこが違う。共産党は、間違ってもカネで共産党の組織票を売るようなことはしない。税金がいかに国民のために配られるか、共産党は閣外から厳しくチェックする。だから、一度は政権担当の経験があって金権政治の旨味を知っていたとしても、閣外協力としての共産党の厳しい目がある限り、易々と金権政治に手を染めることはできない構図なのだ。自公のいう分配と、野党共闘のいう分配は、同じ分配でもまるで違うものであることを国民はしっかり認識して投票に行かなければならない。 ◆〔特別情報2〕… … …(記事全文4,072文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)