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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

バイデン政権はトランプのアフガニスタン米軍撤退方針を見直し、タリバンは激怒、軍事衝突の緊張が高まる。インドではモディ政権がさとうきび農家と激突、交通網麻痺で窮地、その隙を狙う中国はインドに進出

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年2月24日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ バイデン政権はトランプのアフガニスタン米軍撤退方針を見直し、タリバンは激怒、軍事衝突の緊張が高まる。インドではモディ政権がさとうきび農家と激突、交通網麻痺で窮地、その隙を狙う中国はインドに進出 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  トランプ前大統領はタリバンとの間でアフガンからの米軍撤退に向けて大幅に削減することを表明していたけれども、バイデン政権はこれを見直し撤退も削減もしない方針を打ち出している。それに対してタリバンは当然、激怒しており、テレビ放送を使って米国民に向けて「約束を守れ」と強くメッセージを流しバイデン政権にプレッシャーをかけている。それに対してバイデンは、援助を出すなどカネで解決しようと考えており、米国の足下を見ているタリバンは交渉に強気の構え。ただしバイデン政権は援助金を用意できる財成状況にはなく、出すといいながら出せないこともタリバンは知っており、カネも出ないとなるとタリバンは「米兵を殺す」と言っており、軍事衝突に発展する可能性が大きい。その状況のなか、バイデン政権のオースティン米国防長官は、パキスタン最大の諜報機関ISI(軍統合情報局: Directorate for Inter-Services Intelligence)のトップのファイズ・ハミード局長のもとに電話をかけてきて、「アフガニスタンのタリバンのことで協力してほしい」と要請してきたという。しかし、いまアフガニスタンの内政は、タリバンの勢力が強いところは、アフガニスタン政府とタリバン政府の二重政府になっており、そう簡単にはバイデン政権の思惑どおりにはいかないとみられている。もしもタリバンに米国から援助資金が出ると、タリバンはその資金で一気にアフガニスタン全土を制圧するだろう。さらに、日本では全く報道されていないことだが、パキスタンと領土問題で紛争が続いているインドでは、モディ首相とさとうきび農家との間で食糧政策を巡って対立が生じ大激突して、モディ政権が追い詰められて深刻な状況になっているという。  これまでインド政府は、パンジャーブ州のさとうきび農家から、政府が直接さとうきびを買い上げていたのだが、モディ首相は、自分の選挙を支援してくれた人たちに利益誘導しようと、パンジヤーブ州が生産したさとうきびを、政府ではなくインドの富裕層であるモディの支援者たちに買わせて儲けさせようとした。これに対して不満を爆発させたのが、さとうきび農家の人たちで、怒りが収まらない農家の人たちはパンジャーブ州を通る道路にトラクターを横づけするなど交通網を封鎖してモディ首相に抗議した。しかし、モディ首相はこれを無視して平然としていたため、さとうきび農家の人たちは次に、トラクターをパンジャーブ州の鉄道線路に置いた。これにはさすがに、さとうきび農家以外の人たちからも非難の声が出始め、モディも放置するわけにはいかなくなり、パンジャーブ州鉄道全線を止める事態に発展してしまった。さとうきび農家の人たちは、モディに対する抗議とともに自分たちの気持ちを国民に知ってもらおうと起こした行動だった。  しかし、全くといっていいほど、この事実は報道されていない。モディ首相が外部に流れないように抑えているとみられている。インドはIT技術が進んでいる分、情報流出や拡散を抑える技術も進んでいる。  インドのパンジャーブ州は、農業が盛んな地域で、紅茶、さとうきび、麦、バターなどが生産され、インド全土に運ばれている。 ◆〔特別情報2〕
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