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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

民進党は安倍首相の改憲発言挑発の罠に落ちてはいけない
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年5月4日第370号 ■   ==============================================================   民進党は安倍首相の改憲発言挑発の罠に落ちてはいけない  ==============================================================  安倍首相が改憲発言を繰り返す一方で、自民党は困惑の振りをして見せる。  そして今度の参院選では改憲を封印しようとしている。  このギャップをどう考えればいいのか。  ズバリ安倍首相の民進党挑発作戦であると私は見ている。  そして岡田民進党は見事にその罠にはまって、今度の参院選の争点が改憲であると決め込み、どんどんと安倍首相の改憲反対を鮮明にしている。  その結果何が起きるか。  私は選挙戦が進むにつれて民進党は分裂、自滅していくと思う。  共産党が安倍改憲反対をいうのは当然であり自然だ。  しかしいまの民進党がの共産党と一緒になって憲法反対を叫ぶことはいかにも似合わない。  それに違和感を思える国民は多いはずだ。  いまの民進党は、まず党を固めて政権交代できる野党第一党を国民に示す時なのだ。  確かに世論調査は安倍改憲反対が多い。  しかし、そのことと投票行動は別である。  改憲を叫んで政権を取れるのならこの国の政治から自民党はとっくになくなっている。  護憲政党はとっくに政権をとっている。  民進党はいまこそ安倍首相の改憲発言を冷静につき放すべきなのだ。  そう思っていたら文芸評論家の斎藤美奈子氏がきょう5月4日の東京新聞「本音のコラム」で書いていた。  押せば引くべきだと。  安倍首相が改憲を叫べば叫ぶほど世論は警戒していると。  そうなら世論の冷静さを信じるべきだ。  その世論に迎合して選挙で反安倍をさけぶほど、今度は世論が民進党から引く。  世論が安倍首相の改憲発言から引いても、自民党を見捨てることはない。  しかし民進党の安倍改憲反対に世論が引くことは、そのまま世論が民進党から引くことになるのだ。  民進党は今度の参院選で安倍首相の改憲発言の罠にはまってはいけない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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